焼けた山から多々良林道分岐への急坂
駒ヶ林の岩には、手前の林の陰に女性ハイカーが2人。さらに、岩の南側の小さな木陰に男性ハイカーが1人。木陰を占拠されていて休むところもない状況。仕方ないとは思いつつ、ほんの少しだけ腹立たしい気持ちを抱きながら、陽のあたっている南側に座って木陰ハイカーに話しかけてみます。
その男性は、博打尾ルートから上がってきたとのこと。「もみじ谷からですか」の質問に、ウグイス歩道から入ったところを上がってきたとの応え。ひょっとして、この前はじめて通った谷道か。しかも、もっぱら弥山と駒ヶ林ばかりをルートを組み替えて歩いていると言いながら、大砂利地蔵まで行ったことがあるとのこと。
それにしてもこの人、弥山と駒ヶ林だけの定番ハイカーにしては、かなりの「通」かも。岩船山縦走や全島一周のこと、さらに502峰を指しながらこれからの予定などを話をしていると、心づもりしていた休憩時間をオーバーしてしまいました。早く下山できるからと、多宝塔ルートを下りるらしい。挨拶して、こちらは焼けた山へと向かいます。
大元ルートの分岐に向かって下りていると後から、女性の話し声が追いかけてきます。山頂にいた2人のハイカーに違いない。しかし、やがて、分岐を過ぎるとその喧騒も聞こえなくなりました。そして、岩場にかかったところで、そこには別の寡黙な山ガール2人が休憩中。挨拶してすれ違います。
焼けた山。取り付きの上りやすいほうに夫婦のクモの巣がありました。必要以外では巣を壊さないよう難儀な岩の方をよじ上ります。山頂までは一息。四角い岩の上から四方が見渡せます。駒ヶ林の岩の上にも人が。少し北側にある大野町がよく見える岩の上で昼食。その前に休みすぎたので、早めに終えます。
そこから、西側へ下りる道を探しますが、すぐに分かりました。ここからははじめて歩くルート。しかし、テーピングに助けられます。山頂からよく見える巨大な四角い岩にも接近。上るのは止めておきます。しばらく下りていると、テーピングのすぐ右側に倒木。左へ進んでみましたが、道が不確かに・・・。その他のテーピングも見当たらなくなりました。
夏山の場合、このまま進むとヤバイかもしれないので、引き返すことにします。すると、倒木の右側をよく注意してみると、道が続いているのを発見。それにしても、急坂であまりクリアでない道が続きます。しかも、このルートは、ハイカーもまれにしか通らないようで、螺山や八世以山ほどではないにしろ、クモの巣が結構多い。
藪になりかけているシダの道を進みます。しばらくすると谷川に。清流です。顔を洗ってリフレッシュ。タオルと帽子を濡らします。そこから、対岸に乗り上げると多々良林道に。すぐ前(西側)に、以前確認していた岩船山方面への分岐案内がありました。
« 多宝塔ルートを歩いて駒ヶ林へ上る | トップページ | 502峰から弥山へ そして四宮ルートを下りる »
「宮島」カテゴリの記事
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ④(2023.05.04)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ③(2023.05.03)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ②(2023.05.02)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ①(2023.05.01)
- 弥山 大元公園~もみじ谷 ③(2020.01.02)
コメント