茶臼山から柳瀬口へ そして可部駅まで歩く
「ころげ観音」を断念したのは、暑さで少し疲れ気味だったのかもしれません。でも、気を取り直して、次の茶臼山に挑戦します。取り付きから民家の裏に山道が続いています。トラバース気味に、すこしづつ上る道。楽といえば楽ですが、かなりの距離。しかも、大きな倒木が道を塞いでいたり、崩れかけて足幅くらいしかないところも。
ずっと南へ進んでUターン、山頂をめざして北へ向かいます。そこからは、まばらな林を進む道ですが、山頂付近にはやや急な坂も。それを乗り越えて、たどり着いた広い茶臼山山頂(229.7m)。しかし、ここも木が茂っていて可部の街並み方面が開けているくらい。絶好の展望地とはいえません。
しばし、小さなベンチに座って休憩。さて、これから同じ道を引き返すか、それとも、Uターンせずにまっすぐ南へ進んで柳瀬へ下りるか思案します。できるだけ身体への負荷を少なくしようと、一応引き返すことにしますが、変更する可能性も心の隅に残して出発です。
Uターンポイントで、着替えをしながら再び葛藤。確かに身体への負担は大きくなりますが、柳瀬は歩いたことがないし、いつかそこから上ることになったときに、下からでは取り付きが分かりにくいかもしれない。30分程度余分に時間がかかるかもしれないけど、思い切って南へと歩いてみることを決意しました。
山頂までとを同じく、下草が少なくて歩きやすいまばらな林の道。ところが、期待に反して、斜面を下るのは、山の東側ではなく、遠回りになる西側。しかも、崩れかけたところや倒木のある歩きやすいとはいえない道でした。やがて鉄砲水の防水路のようなところを経て、車道へ下ります。出口には倒れた案内表示。
覚悟はしていましたが、そこからの道程は長く感じます。あまりに長いので、進むべき方向を勘違いしたのではと一瞬不安に。しかし、右に川が流れているから間違いない。影を探しながら、延々と歩きます。やがて、大毛寺川と太田川合流点の手前にある橋に。それを越えて、ようやく朝通った道へ帰り着きます。しかし、そこからも、可部駅まではしばらくありました。
螺山を紹介するサイトでは、近所の人の散歩コースになっているという話。しかし、ハイカーには誰一人として出会いませんでした。確かに山だけなら約2時間半ですが、この暑い盛りには散歩レベルとは言えず、少し負担が大きい「山歩き」になったようです。それとも、問題は、可部駅を往復する平地の歩きにあったのでしょうか。(了)
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