雨上がりの大聖院ルートはワイルドだぜ
大聖院を下りて、白糸川左側にある登山口へ。昨日の豪雨のせいか、上るにつれ、だんだんワイルドな風景が広がってきます。この前チョロチョロだった白糸の滝は、激しい水しぶき。切れた岩壁。そして、延々と続く石段も険しい感じがします。そのあたりから、西洋人の若い男女3人組と抜きつ抜かれつし ながら進みます。話しているのはドイツ語か?
清流の水で顔洗っていると、そのうちの2人が、のんびりしていたMSHの前に悪意なく割り込んできます。先に山道に戻ってきた女性に、「どこから来たのですか」と、日本語で声をかけてみます。でも、肩をすくめて、ぜんぜん分からないといった様子。しかたなく、「ドイチェ?」とたずねてみると頷きました。
それから先は、言葉が引っ掛かり、話すことを思いつかなかったので、会話は終了。カタコトでも、まだ英語の方が良かったか・・・。MSHが水浴びを終えたので歩きはじめます。途中、小岩におおわれた砂防堰堤の下を渡ります。水が流れ、風が吹きぬけて気持ちの良いこと。ここでも、手を潤したりして、しばし休憩です。
堰堤東側の急階段を上ったところで、2月にはツララができていた岩壁の前を通過。少し下って再び小川を西に渡ります。道はそのまま谷川に沿って上がります。水の流れる音を耳にしながら歩くのは快適。そうこうしながら、仁王門分岐に到着。結構ハードな大聖院ルートもこれで終了です。
とはいっても、ここから駒ヶ林山頂への道もその前のルーとに劣らず、日ごろ山を歩きつけていないMSHには、かなりキツかったようです。しかも、岩盤の上にある山頂(506m)に到着すると、慣れない高所のためか、CGSは這う這うの体に。尻がゾクゾクする西端の断崖に立つことは、とてもできませんでした。
とは言いながらも、ここで昼食をとります。涼しくて心地よいのですが、風は強め。ビニル袋などが飛ばないよう注意が必要です。少しゆっくりと休憩して、今度は弥山へ向かうことに。ここから眺めると、鞍部は低く、弥山山頂は高く見えますが、誰も音を上げず、再び仁王門分岐へとUターンします。
材料はどうやって運ぶのかと思いつつ、建造中の仁王門をくぐって、山頂への険しい急階段を上ります。大日堂の階段を相棒の後から駆け上って、さらに上ると干満岩。今日は思い切って、岩の穴に溜まった水を舐めてみます。しかし、先日包ヶ浦で味わった海水のようには塩辛くはありませんでした。そして、昼の干潮時刻は14時19分。それにしては・・・。
関連日誌
駒ヶ林から多宝塔へ下りる
« ゆったりペースのつもりは主観的判断 | トップページ | さすが世界遺産の山 真夏でも多国籍 »
「宮島」カテゴリの記事
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ④(2023.05.04)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ③(2023.05.03)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ②(2023.05.02)
- 弥山 大聖院~もみじ谷 ①(2023.05.01)
- 弥山 大元公園~もみじ谷 ③(2020.01.02)
コメント