螺山への上りはじめ 冷たい泉で顔を潤す
道は、虹山会館の手前を少し南側に戻ったところから続いていたようです。上って行くと、ちゃんとした登山口の表示板がありました。そこから入ってしばらくすると、山道は幅の狭いコンクリート道と交差しています。しかし、そのコンクリート道、たどって右折すると笹藪に。歩こうにも足元が見えず、身動きが取れなくなしました。
どうすべやと、交差ポイントをふり返ってみると、正面に何やら白い看板らしきもの。戻ろうとしたところ、バランスを崩して笹の上に転倒してしまいました。何とか体勢を持ちなおして戻ってみると、看板の右側に山道を発見。そこをたどっていくと、「霊泉」という泉がありました。顔を洗ってみると、水の冷たさが心地良い。帽子を湿らせて山頂をめざします。
等高線をトラバース気味に、北へ向かって少しずつ上る道。勝木台鉄塔経由ルートとの合流点を過ぎると、だんだん急坂に。山道の木間に張ったクモの巣を切ながら進んみます。主尾根線へ乗り上げ、そこを進んできた勝木台ルートに合流。ここからしばらく岩道の急登です。
螺山山頂(475m)には電波塔がありました。三方を木が取り囲んでいるため、展望はあまり良いとはいえませんが、白木山方面や虹山団地方面はよく見えます。日差しが強かったので、電波塔ビル北側の日陰に入り、涼しい風を感じながら昼食タイムにします。天上天下、唯我独尊。
タオルを絞って、今度は麓の瑞眺苑団地をめざして下りていきます。このルートもクモの巣だらけ、油断すると巣の主も含めてもぶれ着いてきます。それを切ることに気をとられて、あまり周りの様子を見る余裕がありませんが、目前に聳える阿武山だけはよく見えました。しかし、これから上ろうという気力は出てきません。
やがて、麓近くで「龍の水のみ場」という奇怪な形をした岩場に通りかかります。湧き水がありました。残念ながら、龍が飲むにしては水量が少ないようで、顔を洗うほどもありません。宮島の岩山、駒ヶ林を「龍が馬場」と呼びますが、それと同じような発想のネーミングでしょうか。
瑞眺苑口のすぐ手前に、「ころげ観音」の案内表示がありました。行ってみるかどうか迷います。茶臼山登山口あたりまで行ったところ、思い返して再度立ち返ってみます。しかし、その先を眺めてみたところ、しばらく急坂を下りるようなのでギブアップ。おそらく観音様に似た岩でも祀っているのだろうと想像して、行かないことにしました。
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