対向者の通過を整然と待機する山ガールズ
大茶臼山(413m)の急坂になる手前の道を歩いているとき、山ガールズの2隊列に出会います。どちらも確か6人くらいで、大きなリュックを背負った縦走スタイル。はじめの1隊は、こちらの姿を確認すると、先頭者が「号令」をかけたのかどうか聞こえませんでしたが、左側に一列に並んで待機してくれました。
お礼と挨拶をしながら、ついつい小走り気味に通りすぎることに。それにしても、その待機の仕方は見事。あまりに整然として気持ちよすぎるほどです。ひょっとしたら、日常的に集団行動の訓練を行う職業についている女性たちかもしれません。
12時半ころ着いた立石城跡展望岩には、その時刻にもかかわらず誰もいませんでした。岩も温かくて尻が冷えることなく、かといって日向でもそれほど暑すぎずちょうど良い状態。昼食をとりながら、少し休みます。そして、食後のやや重い足を引きずって丸山へ 。
丸山山頂(457.6m)まではそれなりの距離。反射板の陰には、親子連れのハイカーが座り込んでいました。昼食を終えたところらしく、うまくタイミングが合ったのか、挨拶を交わすと、いきなり帰り支度。どちらに下りるのか分かりませんが、水分補給をして早々に先発します。
火山に向かう岩場にさしかかると、コツコツという音がします。山道の整備でもしているのでしょうか。それには感謝しなければと、「お世話になります」と声をかけて、近づいてみると、木杖で岩の周りの土をかき落としています。その効果のほどはよく分かりませんが、道を拡げることにでもなるのでしょうか。
そういえばこの人、3月の逆縦走の際、ひょ うたん岩へのアクセスに失敗して縦走路に戻ったときに出会ったハイカー(?)では。そのときも、大きな杖で道を掻いていたことを思い出しました。しかし、そのときはたずねてみる気持ちに至らず、先へと歩きます。
火山山頂(488m)で水分補給しながら周囲の景色を眺めた後、武田山へ。弓場跡へ向かう最後の急坂を覚悟して上ります。武田山山頂(410.5m)で、首にかけていたタオルを絞ってみると水が滴り落ちました。今年もこんな季節になったようです。
七久谷ルートまで新道を通って、転げ落ちそうな急坂を回避。とはいえ九十九折れの道、しかも若干北へ迂回することになるのでやはり長い。夫婦杉から山道にそって歩いていると、いつのまにか尾根ルートに入ってしまいました。
そこで木橋まで戻り、下草が生えた七久谷ルートへのつなぎ道を確認します。このルート、最近はあまり使われていないのかもしれません。谷道ですから、うす暗くて涼しいのですが、虫がまとわりついてきてウルサイ。しかも流れている谷川も清流とはいえません。
取り付きを出て、花みずき台を何とか迷わず進み、県道までは無事行くことができました。ところが、踏み切りへつながる道の選択で迷ってしまいました。歩いていた人に聞いてもよく分からず、結局いつもの古市橋駅北側の踏み切りを渡ることに・・・。残念!(了)
« 柚木城山西ルートでまた泥沼に足を突っ込む | トップページ | 己斐東1丁目から小茶臼山へのルートは藪の中 »
「やまなみコース縦走」カテゴリの記事
- 広島南アルプスショートコース順縦走 南半分 ②(2024.11.06)
- 広島南アルプスショートコース順縦走 南半分 ①(2024.11.05)
- 広島南アルプスショートコース順縦走 北半分 ③(2024.11.03)
- 広島南アルプスショートコース順縦走 北半分 ②(2024.11.02)
- 広島南アルプスショートコース順縦走 北半分 ①(2024.11.01)
コメント