あまりにもすさまじい崩壊ぶりに心が痛む
道を下りていると、石仏。観音様でしょうか。霊泉寺近しと、その周辺を見渡しましたが、どうも見当たりません。しかたなく藪っぽい下山口から草沼道へ下りてみます。寺を探して、道なりに南東へ向かってみると、そこには運送会社か、トラックの駐車場が・・・。しかし、その左側をのぞいて見ると、何かあります。
奥へと進んでみると、テレビらしき音が聞こえてくる民家が一軒。そしてさらにその奥に倒壊した寺がありました。ネットで、崩れかけた写真は見ていましたが、もはや屋根もろとも地面に崩れ落ちていて、建物の原型を留めていません。気の毒になってしまいそうな、あまりにもすさまじい光景です。
寺からの上り道を探してみましたが、よく分かりません。そのため、もう一度、草沼道沿いにある草茫々の登山口から上がってみます。上りながら見ていると、先ほどの観音様の手前あたりに下り道があるのに気づきました。倒壊した寺の屋根が見えます。道はその手前左側に続いているようです。今回はそれを確認するだけに留めておきます。
北西への分岐。もうひとつ手前にあったのも、気が向いたので歩いてみることにします。かなり進みましたが、結局、同じような湿地の栽培地があって、それ以上は行けません。しかたなくここも引き返すことに。それにしてもいったい何を作っているのでしょうか。
無駄足を踏みながらも、やがて山頂巻き道分岐への分岐に差しかかり、こんどは北側へと進みます。途中、斜面なのか山道なのかまぎらわしいトラバース道を通りすぎ、尾根道に入ったところに、また分岐がありました。一方は、左側の西に向かう道。もう一方はヘアピンのように折り返して、東へと向かう道です。
山頂の近くへとの思いで、東へと進むことにします。道も明るい。しかし、やがてこの道も谷への急坂をおりて湿地に。またもや例の植物の栽培地です。道がなくなってしまいました。さっきの分岐まで戻るのかと思いつつ、引き返していると、谷川の向こう側に道を発見。助かった。
喜びもつかの間、また谷に差し掛かります。こんどは本格的な湿地。道が完全に途切れています。浅い沼のようなところを歩くことに。足が水に浸かりそうになりながら、そこを駆け抜けると、反対側の尾根に道がありました。そこを進むと、ようやく山頂巻き道分岐へと向かう小さな鉄塔に到着。
この分岐はいきなり鉄塔だったろうかと思いつつ、いずれにしても、山頂の巻き道には戻らない方向へ進みます。また谷へ下りる道ですが、やがて、分岐を発見。これが最初の山頂巻き道への分岐ではなかったか。とすると、そこから西方向へ続いている道は、さっき尾根で分岐した道に続いているのではと想像します。
新たに挑戦するテーマができたぞと考えながら、北東方向へ。下るとき滑り落ちそうだった急坂を経て、二重鉄塔に戻ります。さらに北へと縦走路を進み、今度は平和霊園へのルートを下りることにしました。記憶に反して、きちんとした道。鉄塔に差し掛かる手前あたりで左右に分岐。右側の明るい方の道を選びます。
そこから急な下り坂が続きます。下山口辺りで大きな機械音。除草剤の散布作業しているよう。作業している人たちはマスクをしていますが、こちらにもその薬剤の霧が飛んできます。呼吸を浅くして足早に歩きます。下山口は森になっていて、何の案内もないので、上るときには分かりにくそう。
墓苑の階段を下り、舗装道の北端にあるU字道路まで歩きます。そして、こんどは通行止めになっていないはずの道を下りてみます。最初の思いと違って、畑の中ほどで、上りのときの道と合流していました。朝見たヘビの死骸を再チェックした後、自転車で一気に己斐の坂を駆け下ります。(了)
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