発車ベルが鳴った後でも間に合うことも
見晴らし広場(676m)を経て、今回は確実に、小屋のある北側の道を歩いて鉾取山山頂 (711.5m)に到着。水分補給しながら、ほんのしばらくだけ休みます。そして、ここも逡巡することなく、平原口へのルートを下りて行きます。南回り・北回り遊歩道というのがありますが、歩く人はあまりいないのかもしれません。
鉾取山からは、いつものように油断すると滑りそうな標高差300mの下り坂。そして鞍部にある杉林に。分岐の案内板を横に見ながら、いつかこの平原口ルートを歩いてみたいものと思います。そこからは、緩やかなコブを過ぎて、514峰へと続くこのコース最後の短い急坂を上ります。
坂山山頂(499.8m)までは若干の上り下り。コース北端のこの山でも、やまなみコース最高峰の火山(488m)より高いと思いながら、下山路に入ります。ここでも、危険なところを除いて、小走り気味に進んでみることにします。自動車で坂を下りたときのような空気圧による違和感を、耳に感じながら・・・。
瀬野の登山口は、中野東に続くバイパス工事でもしているのか。柱を立てるの円形の基礎のようなものが造られていて、山が削り取られています。前回は見られなかった光景です。白川病院を過ぎて瀬野川を渡った後は、二号線に出る前に見つけた、交通量の少ない旧道を歩いてみることにします。古そうな街並み。
駅に近づくと、岩国行きの列車がホームに停まっています。これなら乗り換えなしだが、今から走っても間に合うまいと歩きます。しかし、なぜかなかなか発車しません。どうも、貨物列車の通過を待っていたようです。通過後もまだ待機しているので、ようやくホームへの下り階段を急いでみます。何と途中で発車ベル、ダメ元で駆け下りたところ、セーフでした。
以前、二ヶ城山を下りた安芸矢口駅ホームの陸橋で、発車ベルが鳴ったのを聞いて乗車を諦めたことがあります。しかし、他の機会にベルの後に 駆け込む乗客の様子を見ると、幾分余裕ともって鳴らしているのではと思うことがしばしば。今回はそのわずかな時間にかけてみました。良い子はマネをしないように。(了)
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