柚木城山から鬼ヶ城山へ続く道があったんじゃと
大茶臼山展望岩で上りハイカーとすれ違い。誰かが連れて来たのでしょうか、近くから犬の吠える声。己斐垰に下りて、柚木城山へ上っていると、少し上の方から、またクワックワッのにぎやかな声が聞こえます。その方向を見上げると、山水が染み出しているところがありました。姿は確認できませんでしたが、やっぱりカエルでしょうか。
柚木城山の山頂に迫ったあたりに、道の真ん中に大きなヘビ。近づいても、じっとして動きません。足を空中に蹴り上げるポーズをすると、ようやく逃げてくれました。どうもシマヘビではないようです。身体に濡れたような光沢があり、頭が小さめで、動きがやや重たそうな感じ。アオダイショウかもしれません。
315峰でも誰にも会わず、孤独な歩きを続けていましたが、鬼ヶ城山山頂の手前、アンビン岩を過ぎたところで、ようやくハイカーを見かけます。パノラマ道の分岐で追いつきました。道を譲ってもらいましたが、お礼を言って近道の方を通ります。山頂で一息ついていると上がってきました。
腕を見ると、丹下段平のようです。どこからと聞かれたので、武田山からと応えると、この時刻に鬼ヶ城山とは速いと感嘆。縦走経験者でしょうか。段平氏の話によると、現在のように315ピークをまわって下りて上るのではなく、昔は柚木城山から直接鬼ヶ城山へと峠を経由して、続いている道があったとのこと。
かなり前のことのようです。いまや、柚木城山から の道は藪 になっていて、鬼ヶ城山へ通じている道はもはやなくなっているとか。寺のところに出る道ということですから、柚木城山山頂の巻き道にあった西側への道が起点のようです。いつかそのうち、歩いてみたい。
鈴が峯山頂には、この時間でも、3組のハイカー。一息ついていると、2人の女性ハイカーが下りる支度をはじめたので、もう少しゆっくりしたいところを切り上げて、先行することにします。ところが、それよりほんの少し前に、若い手ぶらハイカーがふらりと下りていきました。追いつくかもしれない。
けれども、そのハイカー、行けども行けども姿が見えません。小太り気味に見えたけど、ラン・トレーニングをしていたのかもしれない。そこで、ラストスパートのつもりで、ウグイス園・ヒヨドリ園分岐の少し手前辺りから軽く走ってみます。模擬階段が続いているので比較的安全な道。しかし、結局、その先行ハイカーには追いつくことができませんでした。(了)
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