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2012年4月30日 (月)

「せんこう頭部」は「せんこうずぶう」と読むらしい

 子の岳(504m)から、さらに縦走路を南南西へ。地図で見た感覚より、実際の距Imgp7246_edited離の方が長く感じます。しかも急坂のコブが3つ4つ。市光山(438m)を目前にした鞍部にようやく、砥場遊歩道への分岐を発見。これこれと、一息ついて進みます。

 稜線の西側に張り付いたような道をしばらく歩くと、尾根の出っ張りにベンチ。今度は砥場遊歩道と天地垰への分岐です。少し細い山道を歩くことに。徐々に、滑りやすい砂地の急坂になります。垰の手前から見える正面の山が聳え立って見えまImgp7253_editedす。

 天地垰を南北に交差する道。南側の道は小 屋浦の天地川へ、北側の道は総頭川の上流に続いているはずです。またそのうち歩いてみたいと思います。天地垰を過ぎてもやはり、整備されているとは言い難い砂地の急斜面、但し上りなのでまだ歩きやすい。

 ようやく、鞍部の遊歩道に乗り上げて一息。ここは整備されすぎた広い道です。折り返しになるので少し悩みましたが、北にある359.3ピークへ行ってみることに。続く模擬階段に、汗を流しながら歩Imgp7257きます。たどり着いた山頂には、「せんこう頭部」と記されたポール。

 「せんこう」とは何のことだろうと思いながら、さらに横に回ってみると、「せんこうずぶう」とひらがなで表記されています。「頭部」を「ずぶう」と読むようです。「ずぶ」が「ずぶう」に訛ったのでしょう。それにしても、さらに意味が分からなくなりました。

 不可解な名前を気にかけながら、ここでもう一度今後の進路に悩みます。南へUターンしてImgp7259_edited小屋浦に下りるか。それともこのまま北へ進んで坂に下りるか。結局、引き返すことにします。遊歩道は稜線のため、比較的緩やかですが、それでもコ ブには模擬階段が続く坂。

 先ほどの鞍部に戻ると、チラッとおじさんの声が耳に入ります。南に向かうほどに、だんだんと接近しているようなのですが、なかなか声の主には出会いません。しばらくして天狗岩山頂にたどり着いてみると、そこにいた若者5人グループの話し声でした。「若者」と呼ぶと、こちらが年寄りのような気分になりますが・・・。

 天狗岩の山頂は、屹立した大岩。彼らは西側にある直方体の岩によじ登りますImgp7263_edited。下から見上げると高い。興味はありましたが、岩の上部には、それ以上立錐の余地がなさそうなので、今回は遠慮しておきます。岩から下りる方が難しそう。

 山頂の表示板の案内図に、似島の手前にある島が描かれています。名前は「垰島」でした。子の岳でのふれあいがないと、気にも留めなかったろうにと思いながら、岩にまたがっている若者たちに「気をつけて」と声をかけて、次に向かいます。

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