「せんこう頭部」は「せんこうずぶう」と読むらしい
子の岳(504m)から、さらに縦走路を南南西へ。地図で見た感覚より、実際の距離の方が長く感じます。しかも急坂のコブが3つ4つ。市光山(438m)を目前にした鞍部にようやく、砥場遊歩道への分岐を発見。これこれと、一息ついて進みます。
稜線の西側に張り付いたような道をしばらく歩くと、尾根の出っ張りにベンチ。今度は砥場遊歩道と天地垰への分岐です。少し細い山道を歩くことに。徐々に、滑りやすい砂地の急坂になります。垰の手前から見える正面の山が聳え立って見えます。
天地垰を南北に交差する道。南側の道は小 屋浦の天地川へ、北側の道は総頭川の上流に続いているはずです。またそのうち歩いてみたいと思います。天地垰を過ぎてもやはり、整備されているとは言い難い砂地の急斜面、但し上りなのでまだ歩きやすい。
ようやく、鞍部の遊歩道に乗り上げて一息。ここは整備されすぎた広い道です。折り返しになるので少し悩みましたが、北にある359.3ピークへ行ってみることに。続く模擬階段に、汗を流しながら歩きます。たどり着いた山頂には、「せんこう頭部」と記されたポール。
「せんこう」とは何のことだろうと思いながら、さらに横に回ってみると、「せんこうずぶう」とひらがなで表記されています。「頭部」を「ずぶう」と読むようです。「ずぶ」が「ずぶう」に訛ったのでしょう。それにしても、さらに意味が分からなくなりました。
不可解な名前を気にかけながら、ここでもう一度今後の進路に悩みます。南へUターンして小屋浦に下りるか。それともこのまま北へ進んで坂に下りるか。結局、引き返すことにします。遊歩道は稜線のため、比較的緩やかですが、それでもコ ブには模擬階段が続く坂。
先ほどの鞍部に戻ると、チラッとおじさんの声が耳に入ります。南に向かうほどに、だんだんと接近しているようなのですが、なかなか声の主には出会いません。しばらくして天狗岩山頂にたどり着いてみると、そこにいた若者5人グループの話し声でした。「若者」と呼ぶと、こちらが年寄りのような気分になりますが・・・。
天狗岩の山頂は、屹立した大岩。彼らは西側にある直方体の岩によじ登ります。下から見上げると高い。興味はありましたが、岩の上部には、それ以上立錐の余地がなさそうなので、今回は遠慮しておきます。岩から下りる方が難しそう。
山頂の表示板の案内図に、似島の手前にある島が描かれています。名前は「垰島」でした。子の岳でのふれあいがないと、気にも留めなかったろうにと思いながら、岩にまたがっている若者たちに「気をつけて」と声をかけて、次に向かいます。
つづき:小屋浦へは予定外の道を歩いてみる
« 似島の手前に見える島の名前が分からん | トップページ | 小屋浦へは予定外の道を歩いてみる »
「絵下山系」カテゴリの記事
- 水尻ベイサイド遊歩道 坂駅~ ④(2024.12.12)
- 水尻ベイサイド遊歩道 坂駅~ ③(2024.12.11)
- 水尻ベイサイド遊歩道 坂駅~ ②(2024.12.10)
- 水尻ベイサイド遊歩道 坂駅~ ①(2024.12.09)
- 坂町横断コース ④(2024.09.27)
コメント