いまにも転げ落ちそうな おむすび岩
分岐からは緩やかな稜線を歩きます。コブが4~5箇所。途中に、烏帽子岩・船倉山方面への分岐があるのをチェック。そして、ようやく667ピークらしきところへ。ここをほんの少し下りたところに、おむすび岩がありました。
大きな岩の斜面に、三角にぎりのような形をした岩が底だけ接して乗っかっています。転げ落ちずにとどまっているのが不思議。下の大岩とおむすび岩、組成が違うのか色が違って見えます。「落ちたらおおごと」と畏怖の念を抱きながら、岩の下に続いている道をたどります。
こちらのルートの方が、権現山ルートより勾配が強いかもし れません。たくさんある模擬階段も、ほとんど階段としての用は成していないほどの落差。それを恨めしげに横目で眺めながら側道を歩いていたところ、木の根か何かに足を取られて、予期せぬ転倒。
思わず受け身で1回転。それ以上転がらないよう、脚を開いて身体を留めます。おかげでリュックサックや手袋やズボンなどが砂まみれ、腰のカメラも驚いて鳴き声を上げる。それでも幸いなことに、身体や頭への衝撃はほとんどありませんでした。
やがて、麓に近くなると人工物が目立つようになりますが、歩きやすい緩やかな坂に。湖に近くなると、美しいミズゴケの谷に。夫婦の散策者とすれ違います。往路ではパスした、モリアオガエルの池とベニマンサクの広場に立ち寄ってみます。どちらも季節外れでしたが、ベニマンサクの様子はチェックしておきました。
そして、もう一度、センターに立ち寄って一息ついた後、帆柱垰から帰途につきます。ところどころゴミが投棄されているのが気に食わないのですが、谷川にある大岩は、おむすび岩のような岩が転げ落ちたものかなどと考えながら、上流から下流にかけて流れの変化を楽しみながら歩きます。
そうはいっても、やはり上り道より長く感じます。足裏も痛くなってきました。甲を抑えるように意識して紐を結んだので、全体的に快調でしたが、さすがに長い距離を歩くと、疲労困憊するのでしょうか。それとも靴が安物だからか。
高速道路の高架下を通過した後、大野浦駅までの距離の長い こと。予想どおりなのですが、どうして行きと帰りではこんなに感じ方が違うのでしょう。「不・思・議!」。でも、ベニマンサクのシーズンである秋に、再び挑戦してみたい。(了)
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