武田山の新しい道で進路を間違えかける
少しずつ増してくる足裏の痛みをなだめながら、たどり着いた火山山頂には誰 もいません。表示板が無くなっていると思ったら、西側向きに回転していました。到着時刻を記録しようとしていると、元気な子供連れのハイカーが上がってきて、にぎやかになります。
しばし休憩していると、南側ルートをサングラスハイカーが上がってきました。すぐ後からついてきたのか。その歩きは遅くないと見たので、先に下山ルートに着くのを待ちます。それを確認して、しばらく下りたところで、上ってくるふたりの子どもと母親ハイカー。幼い子の方は果たして山頂まで歩けるのだろうかと思うくらいヨチヨチ。
その直後に出会った男性ハイカー。「どこから」と聞かれ たので、「鈴が峯から」と応えると、「縦走ですか。もう少しだから、頑張ってください」と激励されました。謝意を表明したものの、「相田口までじゃヶェ、もう少しじゃないんじゃ」、「“頑張って”よりも“気をつけて”の方がしっくりくるで」という勝手な思い。足裏の痛みが心を捻じ曲げるようです。
久々に弓場跡ルートを、武田山山頂に向けて上ります。下りよりも大腿四頭筋をしっかり使う岩場上りの方が足裏には楽。山頂から、吹通しへ向けて下りて行きます。ところが、確か郭跡を下りたあたりの斜面だったと思いますが、 木を伐採して広場ができています。前回立ち入り禁止になっていた新しい道も、通行できるようになっていました。
確か右手に山道があったように記憶していたので、東側をチェックします。「大町・大屋敷跡」の表示を見つけました。そして、これまでの道があったらしきところには、進入禁止のテープが。「大町」とあるから「吹通し」に向かうに違いないと思い込み判断をして、九十九道を下りて行きます。
ところが、ど うも山裾の南側へとどんどん向かっている気配。おかしい。先ほどの広場に戻ることにします。いつの間にかかなり下っていたようで、戻るのにひと仕事。そして、西側まで確かめに行ってみると、ありました。「吹通し」への案内が別に。しばらくその新しい道を進むと、見覚えのある山道に復帰。それにしても、少しロスタイムです。
ガガラ山からの下り道、上るときにはそれほど感じませんでしたが、足裏が痛いからか、下りてみると長くてキツイ。チップのフカフカ道は山頂から少しだけ、岩だらけのところもありました。取り付き口に下りて、道を掃除している人に挨拶しながら、取り付きの位置をよく確認しておきます。
今回は、地形図をA4のクリアファイルに入れ、手に持ってときどき見ながら歩きました。邪魔にはなりましたが、いつも気にかかるコブや道の振れ方を地図で再確認。地図に記されていない起伏はおそらく標高差10m以内なのだろうとか、堀切分岐ピークと黒谷山の位置を地図と比較しながらチェックすることができました。(了)
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