「靴じゃのうて、脚で歩くんで」というのは荒っぽい?
連載「靴と足のいい関係」の3回目(『しんぶん赤旗 日曜版』2012年3月18日号)に、「スポーツシューズ 幅広は膝・腰・爪に負担」という、このところ抱えている問題意識にぴったりの記事がありました。少し長くなりますが、抜粋・引用してみます。
・・・とはいえ、どんな靴でも自分の足のサイズにぴったり合わせ、正しい履き方をしなければ、こうした機能(衝撃吸収性-引用者)も全く意味をもちません。「健康のために」と始めたウォーキングやランニングで、膝や腰を痛めてしまうケースもあります。
足というのは体重がかかったときが一番形の悪い状態になります。体重がかかっていないときと比べ、平均して足幅が1㎝、甲周りが1.5~1.8㎝大きくなります。自分の足幅より広い靴は「一番形の悪い状態の足に合った靴」であり、しっかりと体を支えることができません。
ちなみに、体重がかかった状態の足幅のサイズが「3E」でも、体重がかかっていないときは細くなり、「E」や「D」といった足幅の人は多くいます。ところが日本のメーカーは、「3E」「4E」という幅が広めの靴は作っているのですが、「E」「D[D」「C」といった細い幅の靴をほとんど作っていません。幅の細い靴がないときはひもをしっかり締め、足をできるだけ固定してください。
トレッキングシューズの場合は細くても「2E」までしかありません。足幅に余裕があるときは靴下を重ねて履くとよいでしょう。幅に隙間があると下山時に足が靴の中で前に滑り、爪を傷める原因になります。
やまなみハイキングコースレベルの縦走をすると、つま先はもちろん、膝、ときには腰まで痛くなることがあります。腰は1日で回復しますが、膝は1~2日、つま先は4~5日ほどかかります。これまで、歩きすぎによる過負荷が原因と考えていましたが、問題は靴とその履き方にもあったようで、「靴で歩くんじゃのうて、足で歩くんで」とういのは、いささか乱暴でしたか。
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