ひょうたん岩 東から西へ向かうルート
「切通し」のすぐ西側で、縦走路の「切通し分岐ピーク」への道と「ひょうたん岩」への道に分かれます。もちろんひょうたん岩へと、トラバース気味の道を進み、今度は上の道と下の道の分岐に到着。さぁ、ここからが勝負です。
何としても、まず「ひょうたん岩」にたどり着いて、崩落していないかその健在ぶりを確認することが出発点と、これまで、一度だけ「ひょうたん岩」に行くことができた唯一のルート、東から西へ向かう上の道を進みます。
ここもトラバース気味ですが、若干急な上り下りがあり、そしてシダが生い茂った道も少し。思っていたより長いような気もしながら進むと、下方を指す「ひょうたん岩へ」の案内板を発見。それが、こちら側にしか向いていないことが少し 気になります。
案内どおりに下りていくと、丸太をかけた岩がありました。ご対面!ようやく2回目。思えば、西側縦走路からの入口が分からなかったときからの念願でした。丸太が朽ちていないか、確かめながら恐る々々渡ります。留めている針金は新しい。
見事にひょうたんの形をくりぬいた穴に、雨水が溜ま っています。見晴らしよし。時間も適当なので、ここで昼食。街は温かめだったのに、山は曇っていて風が強めに吹いているためか、だんだん身体が冷えてきます。そして、なぜかここからは丸山が尖って見えます。
食べながら、これからのルートをもう一度考えてみます。西へ歩いて火山の縦走路に出た実績があるのは上の道だから、そちらを進むか。しかし、そうは言っても、前回は西から向かう途中で道を見失って挫折しているから、どの道も条件は同じかも。 ひょうたん岩の間から、下へと道が伸びているのが見えます。
結局、予定どおり、ここから下の道へと向かうことにしました。下り道はやや急坂。しばらくすると横に走る道との分岐。振り返ってみると、下りるのは良いけど、上り口としての目印は何にもありません。これでは下の道からはじめて来たときに、見過ごすのは当然、分かるわけがない。
道の西側には、いきなり枝葉の生い茂った倒木。これはなんとかこれはクリアーして進みますが、ここは通った記憶があります。さらにウネウネと歩いていくと、谷を巨大な倒木が道を塞いでいます。とても、跨ぐことも潜ることもできそうにありません。上の方を眺めると、これが、前回斜面の這い上がりをしたところだと思い出しました。
今回は這い上がらないで、倒木の下の斜面を狙ってみることに。何とか歩けそうです。しかし、「潜った」後、そこから道らしきものが見当たりません。そこで探してみると、上の方に踏み跡らしきものが・・・。それをたどっていくと、だんだんはっきりしてきて、山道になりました。
そのまま進むと、まもなく「火山へ」の古い案内看板。その前を右へと登って いきます。まず小さなピーク。そして次はコブ。それをさらに上っていると、「ひょうたん岩へ」の分岐と案内板。右側の先を赤く塗っているから、東側を指しています。この表示、確か前回も目にしたものですが、赤い塗料には気がつきませんでした。
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