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2012年1月 1日 (日)

雲の上に昇る初日

 昨年の元旦に続き、今年も丸山・初日ハイキングに挑戦。天気予報は、雨あるいは曇りとなっていたので、出発前に空を見上げます。雨は降っていません。雲がおおっているけど、ところどころ青い空が見えます。これなら、初日はともかくハイキングは大丈夫と出かけます。

 前回は所用があったので、出発が6時5分になってしまい、忙しい思いをしました。それで今年は早めに出ようと思いながら5時半に起床。それから諸準備をしていると、結局出発は6時6分と、ほとんど変わらない時刻に。去年のことなので、初日ハイキングの時間感覚を忘れてしまっていたImgp6403_editedようです。

 とにかく、急ぎます。しかし、今回は気持ちのコンディションが良くなかったためか、ここのところ止まったことのない沼田別れ交差点の上り坂で立ち往生。クソ!。そのことが尾を引きます。「いこいの園」までは何とか頑張りますが、そこを上がりきったところで辛抱できずに休みます。

 それでも時間との勝負なので、少し息をついた後は、自転車を押しながら歩きます。落ち着いたところで、ラストスパート。しかし、最後に続く急坂に差し掛かるとすぐに立ちこぎ体勢です。それでも苦しい。何とか己斐が丘病院までたどり着きます。自転車を留めても、息がなかなかおさまりません。

 ハァハァ言いながら、ハイキングの準備。そして、さほど時間をおかず畑垰へ向けて歩きはじめます。前方に集中、意識して速足に。途中、峠を上ってくるマウンティンバイクが追い越します。すこし蛇行気味に、ゆっくりと走っています。向こうから挨拶をしてきたのでImgp6405_edited、返事をします。楽そうに見えても、おそらく全力でしょうから、それ以上声はかけません。

 峠には、自動車が10台くらい。さきほどの自転車も留まっています。みんな初日観望でしょう。目的地は、丸山ではなく大茶臼山だったようです。そこから、すぐ近くの丸山登山口にも、ほぼ前回と同じ時刻に到着。山道には残雪が見当たりません。今年の正月は予報どおり、これでも昨年より少し暖かいようです(観測地点の気温は、昨年8時現在-1.6度、今年は3.9度)。

 丸山に迫ったころに、東の空を見上げると山の上に帯状に雲がかかっています。これでは初日が出てくるのは、少し遅くなるぞと思って歩を緩めました。そのためか、丸山山頂についたのは、ほんの少し遅くて7時26分。東側の山々は雲の上にに浮かんでいる島ように見えます。Imgp6410_edited

 山頂でじっと待つのはさぶい。しかし、だんだん雲の切れ目が明るくなってきました。そしてついに、じわじわと太陽が顔を出しました。雲にはさまれた状態だからでしょうか、太陽が少し大きく見えますし、雲が輝いて美しい。それを見ているうちに、輝きが白く変わってきたので、帰途につくことにします。

 今年も、めったに通ることのない宗箇山ルートを下りて帰ります。比較的下りやすい道ですが、出口近くの落ち葉の重なった急坂には難儀します。そして自転車に乗って、こぎ上ってきた坂を滑走します。今年は上着と手袋を重ねて、カイロをつけるなど防寒対策を講じましたが、それでもやっぱり風をきるときの寒さは厳しい。

 それにしても、あの己斐「地獄坂」への自転車での走り、あまりにも苦しいので、初日ハイキングでのトラウマになっていると言ってもいい。このまま来年以降も続けるかどうか、場所、ルート、方法を見直してみるか、いや、キツイからこそ価値があるとも考えられますし、揺れています。ただ、同じ丸山ハイクでも毎年100%をめざす必要はないかもしれません。(了)

 

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