荒谷山下山口から野登呂山登山口まで延々と歩く
北峰山頂からの下りは若干の急斜面はあったものの、全般的に緩やか。山道の左側の木々にリボンテープが延々と張られていました。その目的は何か分かりませんが、すでボロボロになっているところもあり、山歩きの目印とすれば、過ぎたるは及ばざるが如しの観ありです。
国土地理院の地図では、安佐動物公園内に出口があることになっていました。どうも違うのではないかと、予想していたとおり、下山道を道なりに歩くと、あさひが丘の送電鉄塔のそばに出てきました。そこからプロパンガスの施設を左に見ながら、低い方へと下りていきます。
地図とコンパス、自動車の交通量で見当をつけながら進みます。それに“山”勘をプラスして、老人ホームのそばにある野登呂山への登山口へ、何とか迷わずたどり着くことができました。しかし、それにしても荒谷山下山口からここまでの所要時間は37分と、かなりの距離。
登山口の案内板には、山頂まで30分とありましたが、かなりキツイ。但し、雪も勾配も荒谷山ほどではありませんでした。途中、木の間から荒谷山の2つの頂が見えました。山頂(453m)から、小さく見えるあさひが丘の県営住宅。あんな遠くから来たのかと、吾ながら感心してしまいます。
山頂で一休みした後、予定していた東方向へ帰る道を探したのですが、見当たりません。このまま道が続いている南側に進んで探すか、それとも少し引き返すか・・・。結局、戻ってみると、来る時には見過ごした分岐がありました。今回は賢い選択だったようです。
速く下りるため、急坂に張られているロープは躊躇せず使います。弘億への分岐からの急斜面には、山のような落ち葉。久しぶりに滑って転んでしまいます。途中迷いそうなところには、親切に案内表示があるので迷わず歩きます。
しかし、安東方面への出口には何の表示もありませんでした。ここから上ることにしていたら、おそらく入口を探すのに苦労したことでしょう。道路に出てからもかなり長い道程。仮に野登呂山に上らず、安佐動物公園からそのまま下りたときの2 /3くらいの距離はあったかもしれません。
相生橋から見える権現山の左側奥にあるコニーデ型の美しい山は、この野登呂山ではないか想像していました。それを確認したかったのですが、近くに来ると山の形が異なって見えるので、残念ながら今回はそれをはっきりと特定することはできませんでした。(了)
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