さすがに最長距離コース 疲労困憊
畑峠から丸山へ向かいます。丸山(457.6m)13時54分には着きました。このパートでも何人かのハイカーとすれ違います。観音山、小堀山を過ぎて、伴垰には14時38分。丸山パートの所要時間は、距離が長いためか、1時間10分でした。
今度は火山へ。山頂(488m)たどり着いたのは、14時54分。上半身裸の男性ハイカーがひとりだけ。この時刻だからこんなものだろうと思っていると、その後、次から次へとハイカーが上ってくきます。子供連れの男性ハイカーや、さらにはようやく歩き出したかの様に見える幼児を連れた女性も。
40歳前後の男性ハイカーが、山頂にたどり着いて、「武田山に上るはずが、火山に来てしまった」と声をあげていました。上っている山を取り違えるとはあまりに注意が足りないのではとつぶやきたくなりますが、その人を揶揄するわけには行きません。少しでも油断したら明日はわが身と、自らを戒めます。
真っ赤に実っているサルトリイバラの実を見つけました。この度は、葉の形を覚えているので、はっきりと判断できます。口に含んでみると、甘酸っぱい薄味。でも、実の中は種ばかりで、果肉が少ない。好んで食べるようなものではないようです。
長い長いくだりを歩いて、水越垰に着いたのは15時31分。火山パートの所要時間は53分になります。そこから、最後の正念場、武田山への急登に挑戦します。しかし、膝の調子もほぼ完全に回復していて、大丈夫。最近断酒した効果があったのかもしれません。
さすがに時刻が時刻ですから、武田山山頂(410.5m)まで、誰にも会いません。15時47分にたどり着いた山頂から山々を眺め、呉娑々宇山は背後にそびえて見えるなどと思っているところに、女性ハイカーが1人で上ってきました。挨拶もそこそこに、吹き通しルートへと歩き始めます。
薄暗い森の道、もう少しで吹き通し口に出るという辺りで、上ってくる「太っ腹」の若い男性と出会います。こんな時刻からと思ったので、ついつい「今から?」と声をかけてしまいます。時計を見ると16時前後だったので、武田山だけ上って下りれば日没までには間に合うだろうとの思いから、「まだ大丈夫ですね」とフォロウしておきました。
吹き通しに着いたのは、16時18分、カガラ山へは16時26分に到着。さらに大町駅へ向かいます。何だか記憶にある道程より長い。途中で犬を連れた女性に駅への道をたずねたりしながら、大町駅に着いたのは16時55分。武田山パートは1時間24分。
そして、全行程の所要時間は、昼食休憩も含めて約7時間39分でした。全コース20㎞として、時速2.6㎞で歩いたことになります。「スーパートレイル デュ モンブラン」(170km)の制限時間は、確か45時間でした。それでも時速3.8km。やまなみコースをその速度で走ったら、5時間20分くらい。もし時速2.6㎞でモンブランをトレイルしたら、66時間弱かかることに。しかし、その前に膝と足裏が音を上げることでしょう。(了)
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