高尾山ルート 岩場をよじ登る
今年8月の呉娑々宇山ハイキングの帰途、高尾山ルートを通りました。ところが、岩谷観音を目前にして崖下に道が見えていたにもかかわらず、岩場からの下り口が、いくら探しても分からなかったので、仕方なく、南側の尾根へと倒木をまたぎ、藪こぎしながら下山することになってしまいました。
そこで今回は、岩場の上り口を確認するために、高尾山ルートから上ってみることにします。公園管理棟を10時10分出発。登山口は、水分神社の東側にあるということなので、そこを目指していましたが、川にさしかかると、対岸の下山口のようなところから人が下りてくるのが見えました。
水分神社より少し南西側ですが、やはりそこも高尾山への登山口でした。目前にある確実さを優先して、そこから上ることにします。10時19分です。はじめは模擬階段の急登ですが、しばらくすると尾根をつなぐ道になります。
途中で首輪のない白い柴犬に出会いました。おとなしそうな顔をして、こちらに向かって来るなり、もっとも接近したところで、突然吠え声をあげて走り去りました。こりらはびっくり、動きが止まります。警戒心の強い犬の思惑どおりになったのかもしれません。
しばらくすると、大きな岩の上を歩く道になります。そして10時49分に通りかかった岩谷観音では、これも巨大な岩が手前に傾いています。側面から上るもの急斜面。その傾いた岩の上に乗ることができます。二葉山、松笠山、二ヶ城山が見渡せる絶景です。その向こうには、阿武山と武田山・火山も。下の道を後続のハイカーが歩いてきます。
そして、ついにこの前断念した、高尾山への上り口、11時6分に到着。正面の岩からも上れそうですが、垂直に近い。落下してはいけないので用心して、左側の道を通ります。しかしここも、岩場の急登。手も使ってよじ登ります。確かに一部分ロープもありました。上りきって、一息ついたところに後続の男性ハイカーが正面の岩から上ってきました。
思わず賞賛。この岩登りに慣れているようです。正面の岩からは、上れるけど下りることはできないとのこと。藤ヶ丸まで行くらしい。呉娑々宇山から1時間近くかかると言うので、別に勧められたわけではないのですが、「今回は止めておこう」と応じておきました。しかし、これは後から変更することに・・・。
林道に出ると、対側の山の斜面に足をおく溝だけのような急な上り口があります。そこを上ると、まともな山道。少し急勾配ですが、さほどの距離はなく、呉娑々宇山への尾根道に出ます。やや息が切れるところもありますが、比較的おだやかな道を歩いて、山頂に到着したのは12時11分です。
何人かの先着ハイカーがいました。北側の道を歩いて上ってきた男女のハイカーに声をかけてみると、今日は楽なコースを選んで、森林公園から30分で上ってきたとのこと。林道を通ってきたのかもしれません。それにしても、少し早く着いたので、今回がチャンスかも知れないと、藤ヶ丸まで行ってみることにしました。地図を一見すると、尾根伝いの道です。
つづき:ついでに予定外の藤ヶ丸まで歩く
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