駒ヶ林の岩場 歩いても大丈夫
弥山からの下り。南側の一般ルートは岩場の道、幅が狭いため、上ってくるたくさんの観光客を待ち、合間をすり抜けて歩きます。今回は弥山本堂から西へ下りて行きます。仁王門までに着いたとき、まだ時間に余裕があったので、未踏の駒ヶ林にも寄ってみることに。
駒ヶ林(509m)への山道は、ところどころ勾配のゆるやかな道もありますが、ほとんど石の階段が続いています。最後の追い上げをして、弥山から小さなハイカーが並んで座って危なっかしそうに見えた大岩に到着したのは、12時48分。
実際に目の当たりにしてみると、十分な広さもあって歩くのに心配はありません。しかし、ここにも人が多いので、岩が途切れるところまで歩いてみます。すると、北端に男性のハイカーがひとり座っていました。コンロを出して昼食の準備をしているところのようです。話しかけてみます。
大岩の上り口には行き止まりの表示がありましたが、ここからも山道が続いているとのこと。どこのことかよく分かりませんが、「多宝塔」のところに出る道ということです。めったに人は通らないようです。こちらが、多々良潟を回って帰るというと、「林道ばかりで面白味がないですよ」と忠告してくれました。
「面白味がない」か、確かにそうかもしれません。しかし、それも自ら体験しておきたいので、予定通り進みます。奥の院への道。どんどん下りて行きます。奥の院手前あたりから、まさに林道。道幅が広いところには、クルマが1台、駐車していました。今後南部の山にも挑戦するつもりなので、奥の院まで道を確認しに行きます。
途中で、大砂利から上がってくる道と通じているような分岐。奥の院には13時15分に到着。そこには案内標識こそありませんでしたが、道らしきものがありました。さらに奥の院への別ルートも発見しましたが、今回はパス。多々良潟へ向かう林道の途中にも、青海苔浦へ向かう道があるのを見つけました。
多々良潟への林道は、谷川と交差しながら進みます。駒ヶ林での忠告のとおり、長くて単調。誰にも会いません。多々良潟には14時7分に到着。民家が何軒かあります。そして「潟」という地名からすると、干拓でもしたのでしょうか。海岸に造成地があります。どういう歴史があるのでしょう。現在はあまり利用されていないように見えます。
写真を撮ろうと干潟に下りたところで、邪魔になる木の枝の下をくぐり抜けたところ、右耳の後にチクッとした痛みを感じました。枝をよく見たところまさにイバラの枝。トゲが刺さったようです。ゆっくり引き抜いてみると5㎜ほどもありそう。しばらく痛みが続きますが、出血はありませんでした。
多々良潟から桟橋への道中、何かの訓練をしているように見える大きなリュックを背負った20人余の学生風の人たち。立ち止まって指導者の話を聞いていたので、追い越します。ところがすぐに歩き出します。それに追いつかれないように、歩みを速くしなければならない。するとまた立ち止まって、話をはじめたので、その隙をついて引き離しました。
道の途中で突然シカに出くわして、こちらはびっくりしますが、シカは落ち着いたものです。街中は、往路の山道ではないけどふだんあまり観光客が歩かない奥の通りを進みます。桟橋についたのは、14時51分。ここはやはり観光客でいっぱいでした。この時期でさえこの人数ですから、ついつい紅葉の季節は避けたくなってしまいます。
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