松笠山・二ヶ城山コースを迷走~観音寺への道
武田山山頂から見える太田川対岸の山を歩いてみることに。松笠山から二ヶ城山に挑戦します。もっぱら曇りでときどき薄日が差す天気、気温は17.6~22.4度です。はじめての山では、登山口探しに迷うことが多いので、登山口、下山口のルート、入念な事前調査をしたつもりでした。しかし、残念ながら、今回はこれまで以上の迷走をすることに・・・。
芸備線で戸坂駅に到着(9時49分)。まず登山口のある駅の山側へ出るルートを探します。陸橋はないからトンネルでもあるのかと、坂を下りながら探します。少し線路との距離が開きすぎたので、駅に向かうスーツ姿の人に聞いてみると、ホームのすぐ横に遮断機のない小さな踏切があることが分かりました。なるほど単線だからさもありなむと思いつつ渡ります。
坂を上ってぶつかった三叉路、正面に「東山(船ヶ谷山)登山口」の標識はあるのですが、東山も船ヶ谷山も地図にないので、これがどの山を指しているのか見当がつきません。そこで右方にある神社の方へ上がってみたりしますが、どうも他に登山口らしきものはありません。仕方なく、さっきの標識あたりに戻ってキョロキョロ探しはじめます。そこに、たまたま墓参りのためか花をもった女性が2人上がってきました。たずねてみたところ、標識の矢印どおりに進めば良いとのこと。
確かに、階段を上がった祠の右側に山道がありました。さらに滝を祀っている神社を過ぎると、谷川に沿って山道がずっと続いているようなので、安心して歩きます。途中で下山するハイカーに出合ったので、ここまでの惨状を訴えます。やがて、松笠観音寺の山門に到着(10時25分)。寺には、松笠山山頂への案内は何もありません。何だか行事の準備をしているようで、何人かせわしなく動いています。山道の所在をたずねますが、ハイキングには関心がないようで、「あの辺りでは」というあいまいな返事。
その回答と地図で検討をつけて歩いたところ、山道らしきものを見つけることができました。途中で下りてくるハイカーと出会ったので挨拶します。下山のためか、足もとを見ながら歩いきたその人はこちらの声にびっくりした様子。お詫びしながらすれ違います。それからしばらくして、尾根道に上がりました。分岐があります。反対方向に八畳岩への案内があったので、深追いしないように気をつけながら、行ってみることに。
思ったとおり、さほど遠くないところに八畳岩らしき岩。そこは森が開けているので、太田川の三滝方面が展望できます。ここから逆転して松笠山へ向かいます。しばらく歩いていると山道に沿って左側に舗装道があります。その道で途中女性ハイカーが何かしています。たずねてみると、栗を拾っているとのこと。そして舗装道は電波塔を管理するための道で、現在は、電波塔は撤去されて、自動車も入れないようになっているらしい。
その人によると、松笠山山頂へは山道をそのまま進めば良いとのことで、言われたとおりに尾根伝いの安楽な道を歩きます。若干の上り坂を経て11時9分に到着した山頂には、中国電力の反射板がありました。少し早いかと思ったのですが、二ヶ城山まで行くと遅くなりそうなので、ここで昼食をとります。爽やかな風が吹いてきますが、さすがに10月、じっとしていると汗をかいた後の身体が冷えてきます。
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