松笠山・二ヶ城山コースを迷走~矢口駅への帰途
手前の道は、阿武山北斜面をも上まわるような今回のコース随一の急斜面が続きます。ときには90度近いところも。下りたところは谷川の源流。涼しげな水の流れる音を聞きながら歩くきます。しかし、それほど暑くはないので、水に触れたいという衝動はおきませんでした。
ようやく、地図に記されとおりの谷道です。川沿いに歩いていくと、自動車が通行可能な道路に交差する下山口に13時58分到着。そのまま、北をめざして歩くと、14時14分に墓苑に出てきました。すぐに山陽自動車道です。もう街中と安心して、国土地理院の地図をしまいこみますが、ここから今回の迷走の極めつけがはじまることに・・・。
安芸矢口駅をめざして歩きます。しかし、 現地の実感とマップサイトで調達した図とは大違い。後から冷静に検討してみると、老人ホームの側道と街路を取り違えてしまったようで、再び山に入りこんでしまいます。楽観的な勘を優先して、ありもしない「峠越え」をめざそうとしまが、しかし、現実は事実で白昼夢を打ち消してしまいます。
老人ホームの西端にある道らしからぬ道は、山の中で開けたところにある民家もしくは倉庫のような場所にでますが、そこから先は道が途切れています。まさか藪こぎもできず、仕方なく引き返しますが、それに懲りず、帰る途中で先ほど見過ごした「峠」への分岐を発見。また上ってみます。
ここも、しばらく進むと藪に。ついに諦めて、後戻り。自動車道側道トンネルを北側へ。再度南側にトンネルを抜けたところで、ネットマップを見て、高陽中央通まで行かなければならないことに気がつきます。でも、その判別を間違えて、今度は団地に入り込みます。左手に先ほど間違って上ろうとした小山が見えます。
道なりに歩きますが、太田川も見えず。どんどん高所へ上っていきます。これでは先行きが危ないと、今度こそ、地図を引っぱり出してチェック。慎重に高速道路に沿って歩くことにします。右往左往しながら、何とか中央通にたどり着いて、何とか安芸矢口駅に到着。墓苑から1時間、15時14分発便の発車直前でした。
分からなくなったときにはすぐに地図を出してチェックすれば良 いのですが、街中に出ているという安心感もあって、ついつい勘に頼ってしまったのが間違いのもと。新しい挑戦をするときには、こまめに地図を見ることを今後の教訓にしたいと思います。それにしても今回は、賢明にも藪漕ぎを自制して引き返したため、山中で大きく迷わなかったことが幸いでした。(了)
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