明神山ルートの下り 盛夏にはちょっとキツイ
絵下山(593m)から舗装道にもどって、北側に進んだ広島ホームテレビのアナログ電波塔がある568m峰は、山頂にもかかわらずかなりの面積。広い駐車場には、先日の経小屋山に続き、またもやアマチュア無線のアンテナを立てた自動車が停まっていました。しかし、 舗装道が整備されていて歩きやすかったのはここまで。
そこの北側にまわると、西側に下りる道があります。ネットで入手した地図のイメージと少し違うと思いましたが、ほかに道が見当たらないので、そのまま歩きます。壊れていた発喜山分岐の表示を過ぎると、なぜか道は南へと向かいます。不安に思いながらも、当初の目標から外れたとしても、どこかに下りるだろうと楽観して歩きます。
そうはいうものの、枯れた落ち葉が山のように積もって、倒木がそのままになり、クモの巣がさえぎっています。子の岳を過ぎたところにあった明神山分岐に戻ってしまうのではないかと思っていたところ、ようやく2つ目の発喜山分岐に到着。 後からチェックしてみると、国土地理院の地図には歩いたとおりに、道が記されていることが分かりました。「抜かり」から学ばされます。
そこから明神山(502m)までは細い道ですが、トラバース気味に進みます。ところが山頂をすぎてからしばらくすると、岩と砂ですべりそうな、道なき急坂が続きます。これまで安楽な道が多かったので、疲れともに気持ちの面で辛い思い。それでも、矢野分岐を過ぎてしばらくしたあたりでしたか、また木陰の尾根道になり、再び幸せな気分に。そよ風をついつい深呼吸してしまいます。
そこからは、ササが茂る半藪状態の道になり。また模擬階段の急坂がありました。上りきったところが、茶臼山。高尾城跡ということで、台のような広場になっています。坂では茶臼山、矢野からは高尾山と呼ぶそうです。休憩所があったので、残った水を飲みながら、坂の町を眺め、疲れた身体をしばし休ませます。
これから先は、町まで延々と、整備されたコンクリート階段が続きますが、これが脚には辛い。動きが速すぎて、その姿が目に留まらないトカゲが道を横切ります。その道は日当たりの良い墓苑に続き、ようやく街に出ました。総領川に出れば、駅は分かると思っていましたが、新しい住宅街ができているためか、なかなか川にたどり着きません。
真夏の午後、ひとっこ一人いない街で、何とか洗車している人を見つけて、駅への道を教えてもらいます。たどり着いた坂駅は、す っかり近代化していて、びっくり。絵下山を出発したのは13時頃、駅に着いたのは15時20分。5山縦走ですから、真夏のハイキングとしては、ちょっとキツイ。しかし、絵下山縦走には、ルートがいくつかあるので、これからも楽しめそうです。(了)
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