電波塔のある山は絵下山のコブ?
絵下山(593m)に挑戦。天気は快晴、行動時間帯の気温は28.9~32.9度。午前10時7分、JR小屋浦駅から磯の匂いを嗅ぎながら出発します。ずっと昔、仕事で頻繁に来ていたことがあるので、少しばかり土地勘がありますが、天地川を谷まで遡るのは初めて。地図とコンパスを頼りに、登山口を探しながら歩きます。
夏の日がじりじり照りつける中、道路が南に分岐しているところで迷いますが、広島呉道路の陸橋の位置からすると、もう少し先に登山道の分岐があるはず。川沿いに歩みを進めます。途中で釣り人に会ったので、道を確認しますが、「この先はさっぱり釣れんで」との応え。話がかみ合いません。
少し不安を覚えながらも進んでいくと、「天地ヶ峠」との分岐にある登山口に到着、10時30分でした。模擬階段で整備された広い道です。さえぎるクモの巣もほとんどなく歩きやすい。途中、2スティックを持ったカップルのハイカーと挨拶を交わします。二艘木峠には10時58分に到着。それからすぐに展望岩がありました。
そこから少し上って市光山(438m)、そして460 m峰までは、ほとんど山頂をトラバースする尾根道です。子の岳(504m)へのやや急登・急坂を乗越えて、また急登を上り切ると、舗装道路がありました。そこから電波塔に向かう階段に、「絵下山」の表示があります。
自動車でやってきたらしい先客が3人いました。昼食をとりながら、展望所から見える素晴らしい景色や593峰には初日を見に来るハイカーが多いこと、眼下に広がる広島市の話、さらになぜかしら時節柄、原発から原爆のことまで、話がはずみます。
アナログの電波塔は取り壊し工事をしているとのこと、少し南側にあるデジタル 電波塔にも行ってみます。そこにも展望所があり、5・6人ほどの先客が話し込んでいます。リュックを置いているので、ハイカーのよう。話に没頭していて、その中の1人に挨拶に応えてもらっただけ。ここも景色は抜群です。
地図では、絵下山の最高峰である593m峰は電波塔のある山ではなく、もう少し東側の山になっています。最初の展望所にいた人の話では、舗装道を少し東へ下りたところから上れるとのことなので、この際、行ってみることに。しばらく歩くと、山頂登山口の表示がありました。
近道と本道があります。本道から上ってみます。大きな岩があり、さらに進むと、山頂です。ここにも岩、平らになっているので上にのぼってみます。展望が開けているのは、東方面だけですが、焼山方面が一望できます。ヒグラシが鳴き、そよ風が吹いて心地よい 。
絵下山は、593m本峰のすぐ近くに4つの電波塔(今回は3つしか確認しませんでしたが)のあるほぼ同じくらいの高さでコブ(峰)が存在しています。電波塔の方が展望が抜きん出ているため、認知度の高い絵下山の名前を冠しているのかもしれません。
そういえば、極楽寺山にも、標高のもっとも高い地点とは別に、いわばコブに建てられている寺の中に山頂表示がありました。山陽自動車道の「武田山トンネル」も、実際にはカガラ山を貫く隧道です。
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