梅林小ルートを下りる
旧道の苦しくも長い模擬階段をすぎてしばらく歩くと、いつの間にか阿武山の祠に到着です。振り返ってみると、旧道を一区間歩き損ねているようなので、帰りに通ることにします。三角点(586.2m)に着いたのはちょうど良く12時20分。すでに男女5~6人の先客が、わいわい話をしています。
そのハイカーたちは山のベテラン揃いのよう、どこそこの山へ行ったとか、スキーで滑って降りると速いとか、藪こぎのときは靴の紐を二重に結ぶ必要があるとか、アイゼンは雪ではなく凍ったところで使うベきとか、雪山は長靴で歩いた方が良いとか、興味深い話が、昼食を摂っている耳に入ってきます。
スキーを担いで上って、滑って下りるというのは、自転車で己斐が丘病院近くまで心臓バクバクさせながら上がって、羽が生えたように走り降りるのに似ているのではと、思いながら聞いていました。スキーはできなくても、それに似た爽快感は味わっていたかもしれません。
お互いに挨拶を交わしてグループの出発を見送り、一息ついて帰途に。まず、上りで歩き残した旧道部分を歩きます。新道との交差口を確認してみると、いったん下りに向いた後、上っています。どうりで上っているときには、気がつきにくいはず。
今度は、梅林小下山口を探します。いつもながら目立たない表示を確認。道が半分崩れかけています。確かな道を目で追いながら新道から下ります。はじめのうち、枯れ落ち葉が敷き詰めら滑りやすく、斜面との判別が難しい急坂が続きます。テープやリボンが頼り。やがて、トラバース気味の安楽道に。
しばらくすると、また急坂です。但し、今度は道がしっかりしています。途中石を組み合わせた「祠」が2つありました。確か「胴の祠」と「尾の祠」でしたでしょうか。さらに3葉のマツがありました。阿武山にあるということを知ってはいましたが、見たのは初めて。枝がにぎやかです。開けたところから、街並みが見えますが、まだかなり下の方。
それにしても、長い道のり、上ったことしかありませんが「上八木ルート」より距離があったような感じ。ようやく民家の上にある下山口らしきところに出ました。しかし、ゴミ置き場の前で、登山口の表示は何もありません。他にキチンとした登山口があるのかもしれません。地図をみると、隣の谷に道らしきもの。今度は上りで挑戦してみますか。(了)
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