呉娑々宇山で「ごくろうさん」
呉娑々宇山(682.2m)に挑戦します。天気は晴れ、行動時間帯の気温は28.9~34.0度。事務所からみくまり峡まで自転車で走ることに。午前9時20分に出発。みくまり峡の標高は約100m、己斐が丘病院や極楽寺山登山口近くの山陽自動車道と比べても、それほど高くはない。しかも、JR天神川駅から歩くのと、トータルでは時間的に大差はなさそうです。
広島市内は橋などで若干の傾斜はあるもののほとんど平地。しかし予想どおり、府中町へ入って、みくまり二丁目・3丁目にかけて、さらにみくまり峡にかけての追い込みが自転車にとっての急傾斜になります。脚への負担はそれほど長く続くことなく、10時15分には駐車場に到着することができました。
みくまり峡には、滝がいくつかありますが、どれも人工的に石を積んだもののようです。子ども連れの涼をとる人たちが、遊びに来ています。草摺の滝、展望所を経過して、順調に進んでいたつもりでした。その後、分岐が3つありました。何の表示もありません。はじめの左右分岐は右、次のは左。その次の分岐は右を取りました。今日は不覚なことにもコンパスを忘れてしまったので、勘で選択することに。
そうこうしながらも、ようやく林道に乗り上げました。そこは広場になっています。ところが前方をざっと見渡して探しても、次に進む道の入口が見当たりません。仕方なく林道を北へ進みながら探して見ますが、それでも見つかりません。舗装道を歩くのは暑い。途中のあった水場があったので顔と腕を洗います。
林道の沿道に見当たらないので、さっき見過ごしていたかもしれないと思い、もう一度、さっき乗り上げた地点に帰って、少し南側も探してみます。貯水池への道がありましたが、それ以上進めません。地図をチェックして、もう一度林道を北に歩いて、呉娑々山と高尾山への分岐点まで歩くことに決めました。
林道の途中ではじめて出会ったハイカーに、たずねます。すると「石段のあるところまで行けば確実に呉娑々山の登山コースになる。けど1時間はかかる」とのこと。「登山口に入るまで1時間か」と思いつつ、「頑張ります」と応えて歩を進めますが、しかし場合によっては、この気温と体調なら、このまま高尾山コースに入る可能性も考えておきます。
すると、1時間もせず、「みくまり/呉娑々宇山」の分岐表示に行き当たります。この時間なら呉娑々宇山まで行こうと、山道に入り歩みを強めます。しばらくすると、別のハイカーが下りてきたので、これまでの窮状を訴えます。その後、冷静に地図を見ると、どうも針路がかなり南側に振れすぎていたようです。
何とか予定していたルートに戻りました。峰伝いのトラバース気味の道がほとんどですが、ときどき急坂があります。バクチ岩近くの急坂で、先行するハイカー、日傘を差して歩いています。挨拶して追い越させてもらうとき、めざす呉娑々宇山山頂をいっしょに確認。電波塔がずいぶん遠くに見えます。その人は「ちょっと下りて上がったらすぐ」と言い放ちますが・・・。
確かにそれからは、ほとんどトラバース道です。山頂近くで少し急坂、そしてようやく電波塔に到着。12時50分でした。追いついてきた先ほどのハイカーに、反対側にあるという山頂を教えてもらいます。山頂には5・6組のハイカーがいましたが、少し離れて遅い昼食をとっていると、いつのまにか、みんな出発してしまったようです。
それでも、残っていた男女のハイカーに、大木が邪魔して山頂からの眺めが悪いことを嘆きながら、話しかけてみます。すると、森林公園から上がってきたとのこと。福留の山に上る予定が自動車が渋滞していたので諦めて、この呉娑々宇山へ上ることになったと言うことでした。
« 明神山ルートの下り 盛夏にはちょっとキツイ | トップページ | 岩谷観音跡を目前にして藪こぎ下山をするはめに »
「呉娑々宇山系」カテゴリの記事
- 岩滝山~船越峠 再挑戦 ③(2023.03.06)
- 岩滝山~船越峠 再挑戦 ②(2023.03.05)
- 岩滝山~船越峠 再挑戦 ①(2023.03.04)
- 岩滝山~瀬戸ハイム ②(2023.01.19)
- 岩滝山~瀬戸ハイム ①(2023.01.18)
コメント