梅雨明けのふれあい山歩きで脱水状態に ㊦
やっとたどり着いた展望岩では、小さな木陰で昼食をとります。少し前までお腹がグーグーいっていたのに、いざ食べるとなるとなぜが食欲があまりありません。それでも身体を休めるために、オムスビをゆっくり食べます。ときどき、そよ風が吹きぬけて「生きていて幸せ」という気分に。
しかし、食後のスタートが、いきなり電波塔へ向けた上りになっているためか、やや太ももの筋肉に違和感があります。それとも、ゆっくりしすぎて気持ちを緩めすぎたのか・・・。丸山の北側ルートでは、愛想の良い女性ハイカーと。観音山では、訓練中のようにみえる無口な男性ハイカーとすれ違い、それぞれ挨拶を交わします。
それにしても暑い。ペットボトルの水、計画をしていた摂取量よりもついつい多めに飲んでしまいます。しかも、脱水気味のためか、唾液が出にくくなっているので、昼食時予想外に水を多めに飲むことに。水越垰に水場があったの思い出して、大茶臼山で残りを1本にしてしまいます。
火山山頂で出会ったハイカーに、そのことを話す。すると、「あそこの水は、きれいとはいえないかもしれない」、「私のを分けてあげよう」と貴重な冷たい水を少し分けてもらいました。十分ではありませんでしたが、水越垰での汲水を諦めて歩くことに。その人も武田山へ戻るというので、先に出発して、いつもの「強迫観念」で追いつかれないよう少し速く進みました。
下りでも汗をかくので、水越垰で少し休憩。さっき頂いた水を飲みます。深呼吸して、武田山への急登を上ります。マイペースでも、ここまで来ると、途中で一休みせざるを得ない。下りたら水を買うことに希望を託して、山頂ですべての水を飲み干します。見張台の表示板から、鬱蒼とした薄暗い森を抜けて、七尾谷尾根ルートを迷わず歩きます。夫婦杉を過ぎたあたりから渓流があったので、飲みたいのをこらえて、冷たい水で顔と腕を洗う。
下山口の階段を下りて、ようやく舗装道に出ました。傾斜は緩くなっているのに、いつものペースで歩けない。これが脱水状態なのかもしれません。古市橋駅が近くなったところに、ようやく自販機を見つけて、水を買って飲みます。駅到着は4時30分頃だったと思います。休憩が多く、ペースダウンしたので、ショートコースにもかかわらず8時間かかりました。
駅に着くまでに水を飲み干してしまいます。こんなときにかぎって、タイミングが悪くなかなか電車が来ません。待っている間にまた口が渇きます。ようやく到着した電車は冷房の効いていて、幸いなことに空いていて座ることができました。そして、口内を潤そうとガムを食べてみましたが、唾液が出ない状態では、ガムではなくアメのようになって、飲み込むわけにもいかず、やっかいなことに。(了)
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