太田川ルートを歩くと長いながいコースに
いつものことながら、阿武山北東側の坂は急。冬の雪と落ち葉が重なった道よりまだましと思っていましたが、一度上がって次にもう一度下りる岩のある坂は、夏でも歩きにくい。その後も何度か結構急な上り坂。初挑戦のときに間違えて下りたポイントは見過ごしてしまい、いつのまにか通り過ぎてしまいましたが、「正しい」上八木分岐を過ぎて、三角点に到着したのは、案外早くて12時20分。
冬に太田川登山口から歩いたとき、立ったままで昼食をとった「懐かしい」場所。周囲に木が繁っていて、展望はまったくないのですが、クロアゲハが舞い、ヒグラシが涼しげにカナカナと鳴くいています。木陰を選んで、これからの行程に上りがない地形であることを確認した上で、昼食にします。足もとをアリが這い回りますが、ハエや蚊は大丈夫です。
ゆっくりと休んだ後、3時頃の帰宅をめざして出発します。歩いてしばらくすると自動車のエンジン音が聞こえます。案外近いのかなと思いつつ進みますが、予想に反して下山口までは長い。急坂があり、途中で滑って尻餅をつきます。そして最後の谷の階段道、これも急で延々と続きます。水場があるので手と顔を洗います。
太田川登山口に到着。今度は道路を上八木駅まで歩きます。覚悟はしていましたが、これが思っていた以上に長い。雪が積もっている冬とカンカン照りの夏、また上りと下りコースでは感じ方が違うようです。後からチェックすると、3.4㎞ほどあります。阿武山山頂での「髭ジィ」の忠告が身に沁みます。しかし、ここまで来た以上は、時すでに遅し、歩くしかありません。強い日差しを避けて木陰を選んで歩きます。
上八木駅間近を歩いていると、電車がやってくることを知らせる踏み切りの警報音。走って間に合うものかどうか、半分諦めながらもしつこく迷っていると、広島駅行きの列車が通り過ぎてしまいました。仕方なく、もう一便待つことに。可部線は単線、しかも日曜日の昼間ですから、次の列車まで暑くて長い。
今回はコンパスだけでなく、カメラの電池もまた入れ忘れてしまいました。気がつくのは、いつも少し上って山際にさしかかり、いざカメラにスイッチを入れようというときなので、周辺に電池を売っているような店などありません。そのため、残念ながらノーフォトグラフです。(了)
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