渓流のある五月が丘中学校ルート
浄心院で出会った人から「気をつけて」の激励をいただきました。そのときは、「大茶臼山ごときで、大げさな」と思っていましたが、駐車場から上りかけたときには、「冬の阿武山 舐めたらいかんぜお」以上の難行に。しかも、湿った藪にはヘビが潜んでいる恐れも。ポピュラーな低山でも甘く見てはいけない。的を射た励ましだったかもしれません。
急登の教順寺ルートを上りきったところ、ぼんやりとした記憶に反して、縦走山道との合流点には、五月が丘ルートへの分岐はありませんでした。展望岩で昼食をとります。12時30分でしたが、ひとりでゆっくり。ときおりそよ風が吹いて幸せな気分になります。眺めてみると五月が丘中学校に続く斜面はかなり緩やか、でもその分距離がありそうです。
少し休んで、電波塔まで上り、登頂は省いて、五月が丘への下山ルートに入ります。すぐ左に分岐がありましたが、五月が丘への案内板が右側にあるので、そのとおり歩きます。送電鉄塔の直前までくると、また左方向への分岐、今度はこの方向に五月が丘への案内板があります。確かこの前は、あの鉄塔のところからまっすぐ歩いてきたはずと思いながら、左方向へ行ってみることにしました。
気がつくと、前回歩いてきたルートとは違う尾根を歩いています。それでもナンクルナイサァとそのまま歩きます。すると、やっぱり五月が丘4丁目ルートと合流。五月が丘北ルートから分岐してきたようです。さらに歩を進めていると、心地よいせせらぎの音。渓へ下りてみます。冷たい水で顔と腕を洗います。谷をしばらく歩くと、五月が丘中学校に出ました。
昼休憩の最中なのか、子どもたちが校庭の陰で休んでいます。幸いなことに、学校の外側に道があるので、中を通らずに街にでることができました。せせらぎも街に出ると、側溝です。立派な住宅街の舗装道を歩いて、己斐垰へ。自動車の排気ガスを吸いながら上り、そして下ります。ときおり車が途絶えたときの風が爽やか。帰りは自転車で翼を広げて走ります。
次回、大茶臼山に挑戦するときには、登頂を省いて、山裾360度トレッキングをしてみようと思います。教順寺ルートの分岐から浄心院ルートに下りて、畑垰を上って下り、途中から大塚への山道を歩きます。そして五月が丘北ルートから中学校ルートに回って、最後は己斐垰を上り下りする長いながいコース。これで大茶臼山の「私的」未踏ルートをすべて踏破するつもりです。 (了)
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