浄心院ルート 登山口探しに難渋
大茶臼山の残された私的未踏ルート。浄心院から教順寺ルートに合流するルートを上り、五月が丘中学校ルートに下りて、再び己斐垰を上って下りるコースに挑戦します。天気は晴れ、日差しが強い。気象庁のデータをみると行動時間中の温度は27~28度でしたが、体感温度は30度。
それにしても国土地理院の地図には、教順寺からではなく、浄心院の西側からの登山ルートが記されているため、登山口はすぐに分かるはずと思い込んだのが大きな間違い。舗装道を歩くだけで汗びっしょりになる暑さの中、はたまた「楽しい」ミニ探検になってしまいました。
沼田分れ交差点を左に上がり、己斐垰方面に向かいます。途中の空き地に自転車を止め、浄心院西側登山口を見つけるため、地図を見ながら歩きます。教順寺への入口をすぎると、それまでの上りが下り坂に。浄心院への参道へと続く道に下りてしまう前に、山側へ上っておくことにします。
道なりに歩いて突き当たった西の端に、それらしき駐車場。その奥には、水が流れている谷があります。でも道らしきものが見当たらないので、一旦保留。元に戻ってさらに東へ歩きます。しかし、山際にはコンクリート塀の道が続いて、とても登山口のようなものは見当たりません。
どこかにないものかと、探し歩いていると参道から、とうとう浄心院まで来てしまいました。地図には記載されていなくても、建物の奥に登山口のある可能性がなきにしもあらずと、探しに行ってみようかどうしようかと眺めていると、おりよく院の中から人が出てきました。
たずねてみると、奥は行き止まりとのこと。しかし、参道の入口近くのブロック塀の上にあるかもしれないという情報を教えてもらいました。その場所へ戻ってみると、なるほど上に向けて確かに道のようなものがあります。さっそく上ってみました。しかし、少し歩いていくと、ロープが張られていて、「進入禁止」の表示が。さすがに、大きな赤い文字で「禁止」とされているので、引き返すことに。
今度は、さっき保留したの西端の駐車場奥にアタックしてみることにしました。ゆるい柵があって侵入を阻止しているような感じです。やはり道らしきものはありません。しかし、それでも少し奥に行けば道が開けているかもと、思い切って進んでみます。少し上に行くと期待どおり、道のようなものが・・・、しめしめ。
ところが、その道らしきものは途中で途絶えてしまいます。それでも、もう少しと這い上がってみましたが、上方左右、完全なシダの藪、身動きが取れません。昨日までの雨で地面は湿っているし、ヤブ蚊が騒ぎまって腕を刺すし、ついに断念。弱り目に祟り目、下りるときに滑って尻餅をついてしまい、泥だらけに。
コースのはじめのつまづきは、心的ダメージが大きい。しかし、気持ちを切り替えて、慣れ親しんだ教順寺ルートから上ることにしました。最初の急登からしばらく上ったところにある浄心院ルートへの分岐を確認します。改めて見ると、浄心院方面への道は確かに荒れています。しかし、先には道がありそう。しかも、電線が続いています。
確か、教えてもらった登山口にも電柱がありました。表示板を無視してあのまま進めば良かったのかも・・・。しかし、あの「禁止」の文字が気持ち縛り、行く手を阻みます。それなら、この分岐から下りてみれば・・・、出口がどこになるかは道次第。そのうち再挑戦してみます。
つづき:渓流のある五月が丘中学校ルート
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