大町駅から歩く全縦走最長コース
晴れときどき曇り、最低気温は17度、最高は27度。日程が詰まっていたので、今回、「特別無給休暇」をとって、「広島南アルプス」順コースを縦走することに。何と前回から1ヶ月以上のご無沙汰、久しぶりのハイキングです。大町登山口を入ってカガラ山からはじめ、鈴が峯西峰の八幡東口で終わる、いま分かっているところの最長コースを歩きます。
大町駅から地図を見ながら、登山口を探します。少し回り道をしたようですが、何とか到着。目立つ標識があります。カガラ山への道、途中の分岐まではじめて通りますが、整備されているので歩きやすい。平日のためか、武田山でも火山でも、誰にも会いません。見かけたのは、頭を隠したシマヘビとホトトギスくらいです。
権現峠の手前で、山道を跨いでいる倒木をくぐったとき頭をぶつけた拍子に、女性の声のような音が聞こえました。それからしばらくは、何も聞こえません。不気味に思っていると遠くからラジオの音のような話し声が、ときどき聞こえるようになりました。しかし、歩いても歩いても出会いません。
すると、観音山あたりで反対側から、少し年配の山ガール4人組がにぎやかに下りてきました。声をかけると、「己斐垰から火山へ向かう途中」と、誇らしげに。先ほどから聞こえていたのは、この人たちの話し声だったようです。ずいぶん遠くから聞こえるものです。この前、極楽寺山で聞こえた姿の見えない男性の声のような音も、この現象だったのかもしれません。
丸山では、道沿いのコシアブラが春の山菜取りの試練に耐えて、元気に葉を広げていました。山頂の反射板のところには、上半身裸になって汗を拭っている男性が。宗箇山から観音様のルートを通って来たとのこと。ここは、そよ風が吹いて気持ち良い。
畑垰近くにさしかかったとき、右側の足もとに長くなっているシマヘビを見つけてびっくり。あちらも驚いたようですが、すぐには逃げません。少し首を曲げ、いつでも飛び出せる警戒体勢。間合いを保ちながら写真を撮ります。そして、後ろから飛び掛かられないよう脚を速めて、その場を後に。
大茶臼山への道も、気を緩めないように歩きます。ところが、頂上標識のある電波塔にさしかかったとき、突然、中型犬くらい大きさの黒いものが、ゴソゴソと飛び跳ねて藪に隠れました。その姿ははっきりとは見えませんでしたが、犬にしては吠えないし、口笛や舌を鳴らしてもまったく応えません。ひょっとしたらイノシシだったのかも・・・。
つづき:下りるときに左膝の後ろが痛い
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