下りるときに左膝の後ろが痛い
展望岩でそれまで我慢してきた昼食タイムをとります。岩が温かいので、座って食べることに。今日はさすがに平日のためか、この昼食タイムでも一人でした。
いつものように見晴らしは良いのですが、南東方向だけ木が繁茂して、展望が少し損なわれています。でも、岩の上に立てば大丈夫、大丈夫。
歩き出したところで、男性が岩の間を上ってきました。挨拶を交わすなり、「この坂はキツイ」の一言。草津から鈴が峯を経て上ってきたそうです。己斐垰からのルートですから、さもありなんです。さらに、柚木城山2番目の鉄塔下で、植物を観察している少し年配山ガール2人組に遭遇。「何か見つけましたか」と声をかけます。
人や動物とのふれあいを楽しみながら歩いていたのですが、柚木城山山頂に至るあたりで、ぼんやり感じていた左膝の痛みが最悪に。これまでにない痛みです。そういえば、このところトレーニング後にも、若干違和感がありました。長い山道を歩いたため、調子が悪かった膝が悲鳴をあげたのでしょうか。
上りは平気なのですが、下りで左膝を曲げると痛い。しかも、足指の痙攣を伴います。鈴が峯東峯から向側にある模擬階段、さらに西峰からの急坂を考えると心細くなります。今度こそ草津沼田道口でのドロップアウトも考えなければならないのか? それにしても、全縦走ハイキングを途中で止めるのは無念・・・。
・・・などと、最悪の場合を考えながら、左脚を触ってみると、鵞足とハムストリングスの部分に圧痛があります。問題は、関節にではなく、筋肉にあるようです。幸いにも、坐骨にある起始部を引っぱりあげて、しかもできるだけ膝を曲げないようにして下りると、何とか持ちこたえられることが分かりました。
さらに、鬼ヶ城山への比較的緩やかな道を歩いている間にずいぶん回復。まだ少し痛みは残っているものの、これなら大丈夫です。それでも、鈴が峯東峰で少し長めに休むことにしました。恐れおののいていた西側の模擬階段も、西峰からの急坂も、歩きにくいながらも、何とかなりました。
下山の途中、これまで何度か見過ごしていた墓地登山口への分岐を、ついに再発見。2番目の鉄塔を過ぎてすぐのところでした。それにしても、こんな大きな分岐がなぜ分からなかったのでしょう。
「五日市駅北口行き」バス、午後5時ちょうどの発車時刻に間に合うよう計算しながら、八幡東口をめざします。
最後の九十九折れの急坂を下りてバス停へ。発車10分前、4時50分到着です。今回は左膝の故障があったものの、やはり全コース踏破の所要時間は約8時間でした。
それにしても、気温はすでに夏日ですから、全身汗びっしょりです。最長コースへの次の挑戦は秋口までお預けです。(了)
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