鈴が峯 ふれあい山歩き 鉄人とも・・・
鈴が峯東・西峯~往復登頂コース。天気が良ったからでしょう、たくさんのハイカーに出会います。こちらも、午後早いうちに終了しなければならないという制限はあったにしても、体力ギリギリの歩きが求められたわけではなく、若干気持ちにも余裕があったせいか、印象に残るふれあいがいくつかありました。
東峯にはじめに登頂したときには、そこにいた3組のうち木陰の木製ベンチに腰掛けていたハイカーと話しになりました。美鈴が丘に住んでいるため、近いから頻繁に上っているらしい。海に浮かぶ島影に靄がかかっていることや、廃止になる西広島飛行場のことなどが話題に。さらに、八幡から西峯へのルートは、急な上に曲がっていて上りにくいとの話。そのときは、それほどだったかなぁと思いつつ西へ歩きます。
西峰へ向かうときも、さらに八幡方面へ下りるときにも、すれ違うハイカーの多いこと。グルッと周って再登頂した西峰では、降りる途中で出会った4人グループと再会、少し話し込みます。地元の人のようで、鈴が峯に詳しい。墓場ルートは鉄塔を少し下ったところに分岐があること、進みかけた「美鈴が丘西ルート」は、西峯の東側に上がるようになっていることなど、教えてもらいました。
東峯へ向けてトラバースしていると、向こうからツー・ストックをもって、引き締まった「コンディショニング・ウェア」を着た人がやって来ます。確か、先ほど西峯を下山しているときにすれ違ったはずと思い、声をかけてみます。毎週鈴が峯のコースを往復して、のべ50㎞走るトレーニングをしているとのこと。全縦走するときの所要時間は3時間くらいだそうです。近々「180㎞の山岳マラソンに挑戦するが、完走はできそうにない」と言っていました。
「山を走ると、つまづかないよう足もとに気をとられて、景色を楽しむこともできないのでは」という問いかけには、走るときは少し前方に視点を向けるから景色がよく見えるとの返事。特に、「このコースは、石ころひとつひとつの位置まで覚えている」と自信たっぷりに話してくれました。最後は、誇張だとしても、全縦走を3時間とは驚きです。
井の中の蛙大海を知らず。7時間以上かけて縦走するくらいで天狗になっていては、ダメですね。しかし、今のところ、山岳マラソンに挑戦する気にはなれません。18km歩くだけで、足の裏や膝が限界を訴えているのに、ましてや、この山道を走るなど。
これは、体力と考え方の違いでしょう。ジムでトレーニングしている人の中にも、トライアスロンやマラソンの競技に参加する人もいれば、競技とは無関係に健康のためにだけ走っている人もいるわけですから・・・。それにしても、もしも、せめて片道5時間くらいで走ったとしたら、日の長い季節なら、一日で全縦走コースを往復できるかもしれません。(了)
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