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2011年3月17日 (木)

地図の折り方

 地形図を購入したのは良いのですが、かなりの大きさ、丸めても長くなります。どのようにして収めるべきか。『初めての山歩き』(伊藤幸司著)「PART7/山歩きの行動シミュレーション」に取り扱い方の説明がありました。

地図の取り扱い方―地図のじょうずな“消費”のしかた教えます
 地図の折り方についても、痛まないようにというよりも、情報を取り出しやすいように折ることだ。
 方法は簡単で、見たい範囲をすぐに出せるように、自由に折っていく。そして歩きながらすぐに取り出せる状態で小さくたたんで、ポケットに突っ込んでおく。
 もしひとつの山が二枚とか四枚の地図にかかっている場合には、張り合わせてしまってもいい。大きくなって持ちにくければ、周囲の不要な部分を切ってしまう。これを“集成図”というが、集成図は机上の作業をするのにもきわめて便利である。

・・・山歩きの場合でも、地図上で位置が確認できない場合は、推定でも通過点を記入しながら行くと、いざ道を失ったというときに、それが非常に役に立つ。フィールドメモとして使うのである。

折り方
 図版が表になるように四つ折りにするのである。まず、地形図を明るい光に透かして掲げ、図郭の枠がきっちりかさなるようにして左右ふたつに折る。さらに上下ふたつ折りにするのだが、地図の左上に示された図名が表に出るようにする。
 こうすると地図の図の部分がきっちり四等分されたことになる。
 記号などの説明がある右側の余白部が大きく出っ張っているはずだ。それを図郭の縁できちっと裏側に折り返す。ついでに下側の余白も折り返す。開いたときに右と下とが図版の縁で終わっているかたちである。
 こうしておくと、地図はB4サイズでファイリングもできるうえに、何枚かをつないで見るときに実にぐあいがいい。そして、山に行くときには、折り返していなかった二辺の余白部を折り、中央で図を山折りにした状態から、左右の四分の一を折り返して(谷折り)、びょうぶ型の四つ折りにし、最後に上下ふたつに折る。これが一般的な地形図の折方でもある。

 ポケットに突っ込んで歩くと、汗で濡れてしまいますから、クリアケースにいれてぶら下げる方が良いかもしれません。
 Bサイズは最近の時流とは合わいません。「自由に折っていく」と述べられているように、必ずしも同じようにする必要はないでしょう。あくまで折り方の参考にしたいと思います。

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