真っ当な道を歩くことができた阿武山ハイク
「冬の山、舐めたらいかんぜお」という結果になりそうだった、この前の阿武山歩きを反省して、今回は太田川登山口から上って、南下するコースを歩きました。天気は広島市西区で、曇り、最低気温が-3度、最高気温が3度という予報でした。前の夜から雪が降り出していたので、行くべきか行かざるべきか、逡巡しましたが、朝、晴れ間が見られたので、思い切って出発。
上八木駅へ着いたのは、列車が少し遅れて午前10時25分。まず、県道にそって太田川沿いの平地を延々と。約50分歩いて、「太田川登山口」に到着。はじめは割りと緩やかなのぼりです。しかし、すぐに階段状の岩道が続く急登に。しかもかなり長い。途中で2回ほど道を見失いそうになりますが、案内サイトの地図を見て、何とか真っ当なコースに修正します。
そこを一旦抜けると、比較的緩やかな尾根道になりますが、それでも四等三角点のある534.3mのピークまでに、例の落ち葉の上に雪が乗った極めてすべりやすい急坂がいくつかありました。さらにそこから阿武山山頂(586.2m)までは尾根道で比較的緩やかなのですが、中には急坂が続くところも。確かに、下りるより上る方が歩きやすいのですが、それでもときどき滑ってしまいます。右側の大腿二頭筋あたりが痛くなってしまいました。
阿武山への途中で、前回到達しえなかった上八木駅コースへの表示板を見つけました。それから先へとしばらく歩いたところで、この前間違って下りたところを確認。樹にテーピングがあり、林が開けて明るくなっていますから、下山道があるものと勘違いしたのも、吾ながら頷けます。
ときどき日が差してきますが、風が吹くと葉に溜まっている雪が、吹雪のように落ちてきます。そして寒い。おそらく氷点下を下回っているのでしょう。手の指先がジンジンします。ギィーギィーと戸がきしむような不気味な音がすると思ったら、背の高い樹が風に揺れていました。
そんな悪天候のせいか、太田川口から山頂に至るまでのルートでは、他のハイカーにはひとりも出会わず、雪上にもそれらしき足跡もありませんでした。但し、阿武山山頂の表示板のところには、チップ道を歩いてきたらしい、その周囲を嬉しげに歩いてまわったような足跡が一本残っていました。
帰宅後ネットを検索していると、雪山を歩くときには、「アイゼン」というものがあれば良いようです。その名前を耳にしたことはありましたが、どんなものかよく知りませんでした。タイヤに取り付けるスパイクのようなものらしい。それでどの程度、落ち葉と雪の重なりを踏みしめることができるのか分かりませんが、試してみてもいいかもしれません。
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