丸山連山「横走」で少し冒険 ㊦

　ようやく大塚峠に戻って、西側は次の課題に取っておくことにし、東側に下ります。この道２回目ですが、はじめは急坂が続き、例の不気味な大岩を過ぎて、三谷川に出ます。結構長い道のりですが、最後のあたりの勾配は緩やか。

　祇園ニュータウンへ入り、久しぶりに春日野登山口から、権現峠をめざします。この峠も西側へ歩くのは初挑戦。はじめ狭かった道がしだいに広くなります。谷道を歩いて、麓に近くなると、山道が途切れてしました。パワーショベルが働き、ダンプカーが行きかっています。団地の造成工事でしょうか。他に道が見当たらないので、そのダンプ道を下りていくと、山陽自動車道にぶつかりました。

　地図をチェックして、今度は三田垰への入口を探します。右往左往しながら、高速道路をもう一度越えます。陸橋を渡ってからの道路にも、何の表示もありません。見当をつけて、道を上がって行くと、分岐点に「火山」への矢印表示で、ひと安心。

　勾配の緩やかな道をそのまま歩きます。途中で今日はじめてのハイカーとすれ違いました。そのうち、だんだん勾配が急になってきて、息も荒くなります。なんとか上りきって、例の「アストラムへ」の小さい表示のある三田峠にたどり着きました。一息ついて、ニュータウン側へ下りていきます。こちら側の道は、ニュータウンそのものが高いところにあるためか、短い。

　出口の砂防ダム付近で、汗で濡れた服を着替えようとしていたところ、蔓採取をしているらしい２人連れと出会います。話を聞くと、三田峠をの「三田」を子どもの頃は「さんた」と言っていたとのこと。字面から勝手に「みたとうげ」と呼んでいますが、「さんたたお」が本当なのかもしれません。

　今回は見知らぬ道を歩いて、ちょっとした冒険でした。大塚峠の西側ルートへの挑戦と、七曲登山口からの丸山登頂という、次回の課題も見つかりました。そのうち、また、コースを組みなおして挑戦します。（了）