未体験ゾーンを探索しながら縦走順コースを歩く ㊦
大茶臼山から己斐垰への急坂で滑りはしないかとちょっと心配していましたが、南斜面のためか、雪がほとんどなく大丈夫でした。柚木城山・古田山では、いつもどおり誰にも会いませんでしたが、シャーベット状になった雪上に新しい足跡がいくつかありましたから、時を異にして誰かが歩いたのは間違いない。
古田山でも南側にはほとんど雪は残っていませんでしたが、鬼ヶ城山、鈴が峯にはシャーベット状の残雪が。ここでは結構ハイカーに出会いました。今日は西峯まで行かないので、東峯から井口台団地へ下りるルートを選びます。しかし、山頂からの下山口がはっきりしません。たまたま山頂にいた人に、つぶやき気味に聞いてみると、西峯方面に少し下りたところにあることを教えてくれました。
そういえば、階段状の道を下りたところに、側道があったのを思い出しました。お礼を言って、擬似階段を下りて、おそるおそるその道を進んでみます。はじめは、東峯方面にトラバース気味に戻っているので、不安になります。それでも、なお歩いていると、東峯山頂近くからの下山道が2本合流。そこから下へと道が続いています。
そこから下の大半は、岩が飛び出している道が延々続きます。確かに麓までの距離は短い。しかし、これはマニア向けのルートに違いない。最後は、整備されていない段差の激しい崩れかけた階段です。出口には、文字の消えた板が1枚だけ。ここから上がる人は少ないのでしょう。
その時点では、そのうちここから上ってみようと思っていましたが、新井口駅までが相当の距離。しかも、駅までの道がややこしいこと。今回はそんな難路でも、たまたま通りかかった親切な人に教えていただき、何とか必要以上に無駄なルートを辿ることなく、帰途につくことができました。
今回は、古市橋駅出発が午前8時45分、そして新井口駅着が午後4時5分、所要時間は、カガラ山と西峯を歩かないにもかかわらず、フル縦走とあまり変わらない7時間20分でした。武田山の登頂と、鈴が峯の下山で、未体験ルートに挑戦したためか、いくぶんロスタイムがあったようです。(了)
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