武田山ハイキング午前中コースを試走
今年の夏、ハイキングするにはあまりにも暑いのですが、弟夫婦が武田山歩きを楽しみに帰省するので、特製ミネラル水と合わせて別の熱中症対策を講じます。比較的気温の低い午前中に歩くことにしました。今回はその体験的な調査です。そのため、相棒抜き。本日の最高気温は34度の予想です。
午前6時前に起床、朝食をとって、さらに「あおぎり」の事務所で準備を行い、6時50分ころに自転車で出発しました。太田川河川敷の道は、その後も整備されていないのか、大雨で流されてきた砂のため、ところどころハンドルを取られそうになります。しかし、祇園大橋から入った安川緑道は、クルマも少なく、心地良くサイクリング。
古市橋駅へ到着後、今回は迷うことなく、祇園北高校へ向かいます。山側にある登山口をめざして歩いていると、北東の麓側にある登山口に差し掛かりました。封鎖されているので、通行止めになっているものとばかり思い込んでいましたが、設置されたいる看板をよく見てみると、フェンスはイノシシ避けのためと書かれています。
取り付けられているカギを開閉して、金網の内側に入って歩きます。傍らをサラサラと小川が流れていますが、道は草茫々であまり人が通った跡がありません。薄暗い谷道を通ります。途中枝分かれしている怪しげな道もありましたが、結局、本道は祇園北高登山口に合流することに。多少とも、近道になったでしょうか。そこから、本格的な山道、少しばかりの階段とテニスコートが垣間見える道を経て、しばらく歩くと、分岐点に到着しました。
そこから大屋敷跡へ向かい、そのまま馬返しへ上がることにします。ほとんど起伏のない道を通って着いた大屋敷跡の谷川は、このところの晴れ続きのせいかずいぶん水量が少なくなっています。水につけて手を冷やしていると、突然、後ろでガラッと岩が動く音がします。何ごとかとふり返ってみると、ひとりのハイカーが無言のまま通り過ぎて行くではありませんか。
驚いて、そのハイカーを目で追っていると、馬返しへ向かう山道方面へ入っていきました。しばらく時間を置いて、後を追います。歩きはじめは急勾配ですが、思っていたより早く馬返しの東側分岐点に到着しました。そこからしばらくすると、小学生高学年の15人くらいの元気な集団と出会いました。挨拶を交わしながら、彼らが上っているということは、この時間帯なら、それほど熱中症のことを心配しなくても、「何かぁ良いようなぁ~感じ~ぃ」との思いを深めます。
どう迷ったのか、山頂近くで少しばかり方角を勘違いしたりしながら、登頂したのは8時半です。オムスビを用意していましたが、この時刻ではとても食べる気にはなりません。特製ミネラル水をしっかり飲みながら、三方を見渡すと、朝らしく全体的にすこし霞がかかっています。銀山城の掲示板などをもう一度見た後、長くとどまらず吹き通し登山口へ向けて下りることにしました。
途中で、上がってくる話し好きのハイカーに出会いました。古市橋近辺に住んでいる地元の人らしく、山の会に入っているけど、8月は暑いから山歩きの行事がないということで、もっぱら自主トレに励んでいるということでした。下山は、こちらが上がってきた祇園北高へのルートを通るらしい。お互いに再会を祈って分かれます。
吹き通しに着いたのが9時半ころだったので、カガラ山をまわりました。山頂には男性ハイカーがいましたが、ずいぶん離れたところに人を寄せ付けない雰囲気で座っていたので、挨拶もせず。小休憩して下りることに。楽しみにしていた大町名水、若干水量が減っているようでしたが、やっぱり冷たくて気持ち良い。
水に親しんでいると、道路を直しにきたという人が水を飲みにきました。そのときは気付かなかったのですが、そういえば、安佐南中登山口ルートへの合流点の橋が、この前の大雨で流されていたことを、帰りながら思い出しました。そこに、たどり着いてみると、やっぱり、少し下流に道を伸ばして、頑丈そうな木を並べた橋が新しく出来ています。ご苦労さまです。
体験的調査としては、午前中のこの時間帯で、身体のコンディションに問題なければ、大丈夫という結論になりそうです。しかも、単独行動だったために、少しペースが速くなってしまったのか、寄り道をしても、11時には帰り着いてしまいました。この調子なら、たとえ相棒たちが一緒でもそんなに急がずに、朝の出発はもう少しだけゆっくりしても良いかもしれません。(了)
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