コシアブラが見分けられるように
大茶臼山・展望岩で山菜の話を小耳に挟んで以来、もうかなり温かくなってきたので、時季的には少し遅いのですが、木の特徴と自生している状態だけでもつかんでおきたいと思い、山を歩く片手間に山菜に目を光らすようにしています。
何度か歩いて眺めていると、だんだん分かってくるもので、「バカの芽」が取れるコシアブラ、ようやくその木を山の中で見分けることができるようになりました。ヤマウルシとの違いも分かりましたぞ!特に今の季節はすでに葉が開いて、その並び方を見ることができるので分かりやすいようです。
しかし、ヤマウルシには、『知っておきたい毒の知識』(海老原昭夫編・著)によると、ウルシオールという皮膚炎を起こす(カブれる)成分が含まれているということですが、食べたらどうなるということに関しては、説明されていません。
調べてみたところ、加熱して食べた場合にも、やはりカブレが起きるようです。展望岩のグループ・リーダーの話では、死ぬこともあるということでした。敏感な人なら、そういうこともあるのかもしれませんが、真偽のほどはよく分かりません。
イタドリ、何回か食べてみて、線維が多く酸っぱいばかりで、それほど美味いものではない思っていましたが、どうもこれまでは、トウがたったものばかり食べていたようです。今回、葉のあまり出ていない、幼茎を探してみました。
折るときに「ポキッ」と音がして、まさに「カッポン」という呼び名の由来そのものです。食べてみると、線維も噛み切りやすく、そんなに酸っぱくありません。渇いた喉には、ちょうど良い潤いを与えてくれます。コシアブラの木に残っていたバカの芽と一緒に、テンプラに。ほんの少しだけ春の香りがしました。
参考サイト:「ウルシかぶれにご注意」
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