大茶臼山・丸山縦走 雨に打たれて歩く

　1ヵ月ぶりのハイキング。大茶臼山から丸山を歩くショート縦走コースに挑戦しました。朝方８時すぎにパラパラと雨が降っていましたが、天気予報では曇りのち晴れ、しかも最高気温が14度ということなので安心して向かいます。己斐上まで自転車で走行、小さな空き地に止めて、己斐峠へ向かって歩きました。

　ところが、国泰寺を過ぎて、大茶臼山登山口にさしかっかった頃、空からポツポツ雨が・・・。それでも、いずれ止むことを確信してジャケットからフードを出して歩き続けます。しばらくすると、確かに、雨はそのうち止みましたが、山道沿いの低木の葉についた水でズボンや靴が濡れます。歩いている間は気になりませんが、立ち止まっていると寒気がします。

　さすがに、コース途上で出合ったハイカーは、大茶臼山山頂への道で、カッパを着て下っていた一人だけです。その人は「スッキリして気持ち良い」と言ってましたが、もうひとつその気分には乗り切れない。それでも、こんなときだからこそ、山道からは、晴れた日には眼にすることができない幻想的な風景を拝むことができました。

　やがて昼を過ぎると、太陽が顔を見せたので、日が当たるところにいると暖かい。そのため何とか、相棒の見つかることのない「水晶探し」につきあうことができました。そして、途中、岩場で滑り転げながら、「やん谷登山口」へ下りて、さらに自転車を置いた己斐上まで、多少勾配のある長い道のりを歩きました。（了）